文化財ホテル「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」にAR妖怪が登場

LINEで送る
Pocket

神戸新聞社

株式会社神⼾新聞社のグループ会社である株式会社PAGE(ペイジ)(兵庫県神崎郡福崎町)では、歴史ある宿泊施設「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」の宿泊者が体験できる新たな仕掛けとして、ARを活用したサービスを開始しました。

 「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」は、兵庫県指定の重要有形⽂化財「三⽊家住宅」と国登録有形⽂化財の「旧辻川郵便局」をリノベーションして作られたホテルです。「三木家住宅」は、福崎町出身の民俗学者・柳田國男が幼少期に大量の書物を読んで過ごし、「私の雑学風の基礎はこの一年ばかりの間に形造られた」(故郷七十年)と著した場所でもあります。

 こちらのARでは、柳田國男の著書に登場し、福崎町の人気観光コンテンツでもある妖怪が、「この部屋が当時どのように使われていたか」をテーマに動く様子を見て楽しめます。例えば、柳⽥國男が2階部分に置いてあった蔵書を読みふけったとされる「離れ」では、読書をする妖怪が登場します。「三⽊家住宅」には「離れ」のほかに「副屋」、「内蔵」、「⾓蔵」、「⽶蔵」と名付けられた計5つの部屋があり、また「旧辻川郵便局」エリアには、「〒201」と「〒202」という2つの部屋があります。

 ARは、宿泊する部屋に置いてある専用のコード付きカードをスマートフォンで読み込むと、妖怪が登場する仕組みです。一緒に写真を撮り、SNSに投稿して共有することもできます。妖怪は天狗(=写真)のほか計3種類あり、4か月ごとに入れ替わる予定です。天狗以外にどのような妖怪が登場するかは、宿泊時のお楽しみに。

※コードの読み取りには、InstagramかFacebookのアプリが必要です。

※内カメラ(自撮り)ではご利用できません。

※コード付きカードは、チェックアウト時にホテルに返却願います。

■三木家と柳田國男

江戸時代初期に飾磨(現・姫路市)で酒屋を営んでいた三木家は、明暦元年(1655)に姫路藩主の新田開発の呼びかけに応じ、初代利通が辻川(現・福崎町西田原)へ移り住んだ。3代善政~8代通済まで代々姫路藩の大庄屋を務め、地域の発展に貢献しました。柳田國男は11歳の時に1年間三木家に預けられ、歴代の当主が収集した大量の書物を読んで過ごした。この体験が後に日本民俗学を生む礎になったと言われている。また、辻川郵便局を建築し、局長を務めた9代拙二は、柳田國男をはじめとする松岡五兄弟と生涯にわたり親交があった。

■「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」

兵庫県指定重要有形文化財に指定されている「三木家住宅」の9棟のうち6棟(客室とレストランとして活用)、および国登録有形文化財「旧辻川郵便局」をリノベーションした宿泊施設。県指定の文化財をホテルとして活用するのは全国初。福崎町出身の民俗学者・柳田國男が11歳の時に1年間三木家に預けられ、所蔵する書物を読みふけったというエピソードにちなみ、客室には日本の自然、建築、食、妖怪など幅広いテーマの良書が並ぶ。部屋は、かつての日本家屋での日常の暮らしを疑似体験できる「三木家住宅」部分が5室、モダンな内装で、窓からはかつて鉱石を運び、日本遺産にも指定されている「銀の馬車道」を眺めることができる「旧辻川郵便局」部分が2室の計7室。

【AR体験の詳細に関するお問い合わせ】

株式会社PAGE(ペイジ)

神戸新聞社と古民家の活用に取り組む一般社団法人ノオト(兵庫県丹波篠山市)の共同出資により2018年12月に設立したまちづくり会社。双方の強みを活かしながら古民家や文化財の面的な活用と地域の賑わいづくりに取り組んでいます。

代表者:代表取締役 箸本 史朗

事業内容:歴史的建造物・古民家の活用/まちづくり事業、調査業務/シティプロモーション、観光、旅行/観光施設などの指定管理業務/情報発信(マスメディア、 WEB 、サイネージ)/コンサルティング、エリアマネジメント/地域商品の開発、販売、ライブコマース/イベント企画運営、映像・告知媒体制作 など

URL:https://page-hyogo.jp/

メール:page@kobe-np.co.jp

本社:〒679-2204 兵庫県神崎郡福崎町西田原1506-1

神戸オフィス:〒650-8571 神戸市中央区東川崎町1-5-7(神戸新聞社 メディアビジネス局)

企業プレスリリー詳細へ
PR TIMESトップへ