噂は本当だった! アップル、空間コンピューターをうたうヘッドセット「Apple Vision Pro」を発表

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アップルは米国時間の5日、年次開発者会議「WWDC23」にて、同社史上初となるヘッドセット「Apple Vision Pro」を発表した。米国では来年早期、米国以外では来年後半に発売予定。米国での価格は3499ドル(1ドル140円換算で約49万円)。

「空間コンピュータ」をうたうのが特徴になる。従来のMacやiPhone、iPadは平面のディスプレイに各アプリケーションのウィンドウを表示していたが、Apple Vision Proではゴーグルをかぶると目の前の空間にメニューやアプリケーションのウィンドウが表示されて、コントローラーを使わずに目や手、声などで操作できるという。

また、「Eyesight」と呼ばれる機能を搭載。Apple Vision Proを装着しているユーザーに誰かが近づくと、周囲が見通せるようになり、外部からは目が見えるようになる。

2つのディスプレイで合計2300万ドットの解像度を実現、プロセッサーとして、M2チップに加えて、新開発のR1を採用し、12のカメラ、5つのセンサー、6つのマイクの入力に対応する。動作時間は電源接続時で1日を通しての利用が可能、外部バッテリーの接続時で2時間としている。OSとしては、macOS/iOS/iPadOSの基盤を引き継ぐvisionOSを採用した。

 
 
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ニュースリリース
Apple Vision Pro(英語)