ドコモ、 リアル空間と3D映像を融合させるAR技術の実証実験 巨大化したJA浪江メンバーが新宿を舞台にパフォーマンス

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NTTドコモは、リアル空間とデジタルコンテンツを融合させる実証実験を、3月21日に新宿サザンテラスにて実施すると発表した。高精細に3D映像化した女性アイドルグループ「浪江女子発組合」(JA浪江)を巨大化し、新宿の街なかで繰り広げられる巨大なアイドルのパフォーマンスをARで鑑賞するという試みだ。

本実証実験では、参加モニターにタブレットを新宿の街に向けてかざしてもらい、巨大化した「浪江女子発組合」と新宿の街が融合したパフォーマンスを鑑賞できる。新宿サザンテラス内のいろいろな場所から3D映像を見ることができ、見る角度によって違った楽しみ方ができるという。出演するメンバーは、内藤るな、高井千帆、播磨かなの3名。

ドコモが開発を進める、多数のカメラを含む専用装置を用いて全方位から撮影することで人物の動きを高精細に3D映像化し、大容量の3D映像データを圧縮したうえで高効率にストリーミング配信を行う「Volumetric Video(ボリュメトリックビデオ)ストリーミング」技術と、実際の空間中にデジタルコンテンツを配置・配信するためのツールを組み合わせている。

Volumetric Videoストリーミング技術によってアイドルのパフォーマンスを3D映像化し、実際の建物の情報を読み込み、建物による遮蔽を表現した3D映像を街の中に配置することで、従来のARより自然に実際の空間と融合したAR体験を可能にしている。

なお、本実証実験には一般から募集するモニターが参加可能だ。
・モニター募集詳細:https://t.livepocket.jp/e/fvo5-

●関連リンク
・浪江女子発組合(公式サイトTwitterInstagramYouTube
NTTドコモ ニュースリリース