Shiftall、メタバースと連動可能なパーソナル・エアコン「Pebble Feel」2/2より発売 高効率ペルチェ素子を搭載

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Shiftallは2月2日、メタバースと連動ができるパーソナル・エアコン「Pebble Feel」を発売。価格は1万9900円で、専用に開発された高効率ペルチェ素子を搭載している。
本製品は、VRChatのワールド制作者限定で、1ヶ月無償レンタルができるお試しキャンペーンも実施している。専用フォームから応募可能だ。

Pebble Feelとは、接触部分から人体を温めたり冷やしたりすることができるデバイスだ。SteamVRで動作する温度情報伝達アプリケーションをPC上で作動させ、Pebble Feel用温度タグが実装されたVRChatのワールドで、暖炉の近くに行くと温かい、 水に浸かると冷たい、といった感覚を味わうことができる。

同梱された専用ネックバンドを首に引っ掛けて装着。10,000mAhのモバイルバッテリーを使用する場合、冷却モード「中」で約14.1時間、加熱モード「中」で 約21.1時間使用できる。

温度の伝達には、特定のマーカーパターンをVRヘッドセット内からほぼ見えない場所に描画する特殊なシェーダーを用いていると言う。VRヘッドセットをかぶってワールド内の特定座標に移動すると、予め当該座標に指定されたマーカーパターンが描画され、パソコンからPebble Feelに対し、Bluetooth経由で温度情報が伝達される仕組みだ。

メタバースだけでなく、スマートフォンと接続し、暑い夏や寒い冬に適応するエアコン・デバイスとしての活用も想定されている。VRヘッドセットを使用しないデスクトップ環境からは、マーカーパターンが見えてしまうが、ワールドにPebble Feel用のマーカーのオン・オフを切り替えるローカル・スイッチを設けることで、Pebble Feelを使用しない人にも影響を与えることなく温度情報を組み込める。

‍Shiftallは、IoT製品を含む家電製品・ガジェット類の企画・開発・販売などを行う企業だ。
Pebble Feelは、発売時点では対応ワールドの数は少ないが、今後拡充していくそうで、VRChat以外のメタバース・プラットフォームへの対応もするつもりだと言う。

●製品概要
・品名:Pebble Feel
・品番:SVP-PF1S
・希望小売価格:1万9900円(税込)
・動作時間冷却モード:(弱)約16.9時間、(中)約14.1時間、(強)約11.1時間、(急速)約9.6時間 
‍・加熱モード:(弱)約27時間、(中)約21.1時間、(強)約15.7時間
※10,000mAhのモバイルバッテリー使用の場合
・接触面温度:最低9°C / 最大42°C
※室温:25℃の環境において使用推奨温度(動作環境)5℃〜40℃
・重量:約62g (ネックバンド込み:82g)※電源・バッテリーは内蔵していない。
※モバイルバッテリー等、5V 2A以上の給電が可能なUSBポートを持つ電源装置が必要。
・対応:OSWindows 10以降(SteamVR)、iOS 14以降 / iPadOS 14以降

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