【データで見る、ツイ伸び新人VTuber】2021年8月第1週は懶貓子、Hyona Elatiora、瑠璃野ねも

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企業・個人を問わず、毎日何十人もの新人がデビューしていくVTuberの世界。一方、すでに業界内には多くの才能が存在しているため、今の「推し」の動画・配信を追うだけで精一杯、新人まで気が回らないというVTuberファンも多いはず。そんな方に向けて送るのが本連載「データで見る、ツイ伸び新人VTuber」です。

分析・執筆は、Twitterのリストから随時3万人以上のVTuberのデータを収集して分析しているmyrmecoleonさんが担当。直近の7日間でTwitterのフォロワー数が急増したVTuberを数名紹介します。


こんにちは。myrmecoleonと申します。今回も最近勢いのあるVTuberを紹介していきます。以下は直近にTwitterのフォロワー数が急増したVTuberを並べたグラフです。過去に連載で取り上げたレイン・パターソンさん、レオス・ヴィンセントさん、Selen Tatsukiさん、Petra Gurinさん、英リサさんも引き続き伸びており掲載されています。今回はここから新規に活動開始または15%以上増加したRumi/懶貓子(Lanmewko)さん、Hyona Elatiora(ヒョナ・エラティオラ)さん、瑠璃野(るりの)ねもさんの3名をピックアップ。伸びた原因も推測しつつ、プロフィールをまとめました。

VTuberリスト登録のTwitterアカウントから、2021年8月2日13時から9日13時にフォロワー数が5%以上増加したうちのフォロワー数増加上位
データはTwitter APIより取得(以下同じ)。記事で取り上げたアカウントの棒グラフはオレンジ色に変えている
Hyona Elatiora、瑠璃野ねもはピックアップのため追加

Rumi/懶貓子

初配信よりスクリーンショット

懶貓子さんは台湾の有名ゲーム実況者懶貓LanCatさんのマスコットキャラ。2018年頃から登場して人気があり、台湾の同人誌即売会「Fancy Frontier」で公式グッズも頒布されていました。今回独立してVTuberとして活動を開始、6日に初配信を行いました。愛称はRumi。初配信前からオリジナル曲を投稿、初配信時すでに収益化、初配信で新衣装を披露とビッグなデビューをしました。本日13日に誕生日を迎えて3周年記念グッズも販売中です。衣装等デザインは台湾のイラストレーターのHongさん。

活動は台湾ですが日本在住。中国語は勉強中とのことで配信は主に日本語。ゲームや歌が好きでイラストも上手いです。懶貓LanCatさんを「ボス」と呼び、初配信前から彼や交友関係のゲーム実況者と交流しています。特にVTuber的な活動もしてる女性実況者の貝莉莓Berylさんのことは「お姉ちゃん」と呼んで慕っています。

今回の7日間で15%増となる4000人以上が彼女をTwitterでフォロー、YouTubeのチャンネル登録数も先日10万人を突破。あまりの勢いに毎回が記念配信となっています。人気キャラクターのVTuber化で元々ファンも多い中、高い期待によく応えての人気と言えます。

フォロワーの傾向(該当アカウント群から300名超を無作為抽出の上フォローしているアカウントを集計。以下同じ)を見ると宝鐘マリンさんを筆頭にホロライブのメンバーのフォロワーが多く7割以上を占めました。鳥羽樂奈さん、露恰露恰さん、15號さんなど台湾で活動しているVTuberのフォロワーも目立ちます。台湾のホロライブファンを中心に彼女に関心を持った傾向が伺えます。懶貓LanCatさん含め台湾のゲーム実況者はTwitterをあまりしていないこともあり、その傾向のフォロワーは確認できませんでした。

台湾は日本同様に昔からキャラクター文化が盛んで、こうしたマスコットキャラがVTuber化するケースはしばしばあります。ゲーム実況者のマスコットキャラは珍しいですが、VTuberと現地の配信者をつなぐ面白い動きと言えるでしょう。

Hyona Elatiora

初配信よりスクリーンショット

Hyona Elatioraさんはにじさんじのインドネシア向けグループ「NIJISANJI ID」の6期生。人と黒豹のハイブリッドの医者。前回紹介したMika Melatikaさん、Xia Ekaviraさんとともに7月28日よりTwitterで活動開始、31日にリレーで初配信を行いました。デザインはインドネシアのイラストレーターMi Gorengさん。

配信はインドネシア語英語が主でバリ語も話せ、日本語と韓国語は勉強中。日本のアニメやマンガ、音楽などが好き。配信は雑談やゲームが中心ですが、絵が上手イラストを描く配信もしています。同期2人と雑談ゲームのコラボもしました。

今回の7日間で24%増となる1400人以上が彼女をTwitterでフォロー、YouTubeのチャンネル登録数も3000人以上増加しました。初配信から1週間がたちましたが3名とも好調な伸びです。

7日間の新規フォロワーはほとんどがHana Macchiaさんを筆頭にNIJISANJI IDのライバーのフォロワー。特に同期のMika Melatikaさんのフォロワーが目立ちます。ほかTakanashi KiaraさんやMoona Hoshinovaさんなど海外のホロライブメンバーのフォロワーも見えました。

直接交流のあったMika Melatikaさんほどではないものの、海外のホロライブファンがNIJISANJIの海外グループに関心を持つ動きはあるようです。同期との間のつながりでそれが共有していく動きも見られます。

瑠璃野ねも

30秒自己紹介動画よりスクリーンショット

瑠璃野ねもさんは2020年5月頃から個人で活動しているVTuber。ネモフィラから生まれたお花の妖精。活動は早口マシンガントークの雑談配信が中心で、ジュースを擬人化してアイドルユニットを組ませる・戦隊のレッドになる作戦を考える・性癖で50音デッキを作るなどテーマを設けた雑談をよくしています。ほかゲーム配信や歌配信もやります。のりたまさんにより2021年4月から現在のビジュアルにリニューアルしました。

今回の7日間では129%増となる950人以上が彼女をTwitterでフォロー。YouTubeのチャンネル登録数も3700人以上増加しました。現在も増えており、配信前600人ほどだった登録数は10倍以上の8000人を越えています。収益化申請も通ったようです。

このきっかけが8日昼から行った「飽きるまでミンミンゼミのモノマネをする」配信。タイトル通りセミの鳴き声を続ける配信ですが、なんと7時間以上もミンミンゼミのモノマネを続けました。配信中たまたま見た朝ノ瑠璃さんや滝沢ガレソさんが紹介したこともあり注目が集まり、配信終了後も話題となってアーカイブは10万再生を越えました

7日間の新規フォロワーでは紹介した滝沢ガレソさんのフォロワーが1/3ほど。ほか宝鐘マリンさんや月ノ美兎さんなどのフォロワーも多いです。朝ノ瑠璃さんのフォロワーも目立ちました。のちに海外でも紹介されていますが、9日の時点では日本での注目が高いようです。全体の3割ほどがこれまでVTuberをフォローしていなかったアカウントと見られます。

VTuberが話題になる活動をするとリアルタイムにブレイクするようになってきました。普段からVTuberを見ている層以外にも好意的に受け取られてきている印象で、VTuberの一般への浸透が感じられるところです。


(TEXT by myrmecoleon

 
●関連リンク
Rumi/懶貓子(Twitter)
Rumi/懶貓子(YouTube)
Hyona Elatiora(Twitter)
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瑠璃野ねも(Twitter)
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