朝ノ姉妹運営ノリ、個人VTuberグループ「ぶいせん」を設立 技術とアバター提供で個人の活躍の場を提供

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朝ノ姉妹ぷろじぇくとを運営しているノリさんは9日、新VTuberグループ「ぶいせん」の設立を発表。そのオーディション説明会をYouTube liveにて行った。

「ぶいせん」は、VTuberの専門学校をコンセプトにした新しい形のVTuberグループ。従来のVTuber事務所とは異なり、あくまで所属するVTuberは個人勢として扱うとのこと。

「ぶいせん」は、タレントのマネージメントは行わず、タレントに対しては、アバター及びVTuber活動において必要な技術やノウハウを提供する。その際に、技術提供料として活動で得られた収益の最大10%を求める。技術提供料は、ケースバイケースで変動するとのことだが、総収益の10%は超えないため、総収益が0円の段階では提供料は求めない。

そのため、「ぶいせん」の学生(メンバー)は、アバターの著作権を持ち、自身で収益を管理する個人勢VTuberという扱いになる。ノリさんいわく、「僕はただの技術屋さんで、学生の皆さんは定額の情報商材を定期的に購入しているという状態になる」とのことだ。

ただし、グループという体裁を取っているため、同級生や後輩との交流、姉妹プロジェクトとなる「朝ノ姉妹ぷろじぇくと」メンバーとの交流などが期待できるという。

1期生には、すでにキャストが決定している酵穣桃桜(こうじょうももざくら)さんを始め4人のデビューを予定している。

今回ビジュアルが公開された残りの3人に関しては、本日より入学試験と称したオーディションを開始。指定のフォームより応募、書類選考、面接、最終面談の3段階にて選考を行う。また、今回のビジュアルイメージに合わない場合でも、合格者に合わせてアバターを制作することも考えているため、応募が可能。男性やバ美肉も、狭き門ではあるが、応募が可能となる。

下記動画にて、オーディションの選考基準を公表している。最も重要な項目は、「VTuberを長期間続けることができる」こと。1年や2年などの短期間ではなく、長期的な活動を目指す人を対象としている。

運営のノリさんは、質疑応答にて「VTuberは個人勢も企業勢もほとんどのことは演者自身が行っている。個人的な意見だが、企業勢の運営は演者とのやり取りに無駄が多いと思っている。『ぶいせん』は、そうした無駄とトラブルの発生源を極限まで省くことで、継続可能かつトラブルの少ないグループを目指している。」と「ぶいせん」設立の背景を語った。

(TEXT by Shuto Uchimura

●関連リンク
「ぶいせん」入学試験応募フォーム
「ぶいせん」(YouTube)
「ぶいせん」(Twitter)
ノリ(Twitter)