夢のコラボステージに観客が熱狂! 「ホロライブ オン ステージ -でいどり~む-」レポート

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*10月6日開催のライブ「ホロライブオンステージ -でいどり~む-」について届いたオフィシャルレポート・フォトを掲載。同日のときのそら1stワンマンライブ「Dream!」についてはこちらのレポートも参照。

 
VTuber事務所「ホロライブ」が2019年10月6日(日)Veats Shibuyaで主催イベント「ホロライブオンステージ -でいどり~む-」、そしてときのそら1stワンマンライブ「Dream!」を開催した。前者の出演者はときのそらに加え、先輩であり同じグループに所属するときのそらの1stワンマンライブを激励するような形でロボ子さん、夜空メル、さくらみこ、AZKiの5人が参加。それぞれがオリジナル楽曲やカバー曲に加え、この日しか見れないようなコラボを披露した。

開幕5人による「Dream☆Story」の破壊力は抜群だった。サビのユニゾンに圧倒されて会場の熱量はライブ終盤のような熱気に溢れていた。それと同時に1stワンマンライブを夜に控えたときのそらを励ましたい、元気付けたいという気持ちが出演者全員から感じ取れるパフォーマンスだった。

トップバッターとして登場したVSingerのAZKiは、SCRAMBLESがプロデュースした楽曲「ひかりのまち」「from A to Z」を披露。自身のワンマンライブや対バンなど、様々な舞台を経験しているだけあって、堂々たるパフォーマンスで会場を盛り上げた。

続いて登場したのは今回メインMCとして場を盛り上げたさくらみこが登場。「今回1曲目はバラードをやってみたいなと思って。」と1曲目にやなぎなぎの「ユキトキ」を披露した。普段とのギャップで会場を魅了しつつ、最後にボカロPキノシタプロデュースのオリジナル楽曲「マイネームイズエリート」で盛り上げた。

「今日は頑張ってみんなに好きな気持ちをいっぱい伝えるね!」と、夜空メルが登場。普段伝えるのが難しい「好き」という気持ちを今日はたくさん伝えたいと開幕会場に向けて呼びかける。「おじゃま虫」「さよなら、花泥棒さん」の2曲を歌い上げ、音楽を通して精一杯気持ちを伝える姿が見られた。

ロボ子さんは、緊張した面持ちで登場しつつも「もうみんな疲れてると思ったけど、全然疲れてないね!」と会場に呼びかけつつ、VTuberバーチャルねこ(≒Virtual Cat)が楽曲アレンジした「”Secret base ~君がくれたもの~」を1曲目に披露。そして2曲目には「あっかんべーだ」(原曲 : 瀬名航)を続けた。「あっかんべーだ」の歌ってみた動画でロボ子さんを初めて知った人も多いだろう。ロボ子さんにとっての初の歌ってみた「あっかんべーだ」動画、筆者はロボ子さんの声や歌い方に楽曲がマッチし、当時衝撃を受けたのを覚えている。もちろん会場からは大きな歓声が響き渡った。

ロボ子さんのパフォーマンス終了後、ときのそらが登場。そらロボといえば、これまで様々な形で共演してきた。clusterの生放送や今年の5月に行われたIMAGINATION PARTYにもホロライブからときのそらとロボ子さんが出演するなど、何かと2人を見かけることは多い。そして今年の7月に投稿された「リモコン」のカバー曲は記憶に新しい。Veats Shibuyaの会場にリモコンのイントロが流れ始めた瞬間、会場の熱気が一気に上がったのがわかった。曲の中毒性に加え、ときのそらの高音とロボ子さんの低音の組み合わせがクセになるカバー曲だ。

2人のコラボ曲のあとは、AZKiが登場し夜にワンマンライブを控えたときのそらへの公開インタビューが行われた。「昨日は寝れた?」という質問に対して「気づいたら4時、5時…」と返答するときのそらに対し、心配の声が会場を包んだ。

そしてロボ子さんとさくらみこ、夜空メルの3人がこの日のために練習してきたというときのそらの代表曲「夢色アスタリスク(Dreaming! ver.)」を披露。「とにかく高音がすごくて歌ってみてそらちゃんってすごい!って実感した」と楽曲の難しさを語っていた。歌う前は本人の前というのもあってか、少し緊張した面持ちだった3人だったが、しっかり高音の部分もしっかり出ていて思いのこもった合唱を披露してくれた。ときのそらへのリスペクトもそうだが、楽曲に対してのリスペクトも感じられるパフォーマンスにときのそらも「3人とも素敵だった!」と、元気付けられているようだった。

最後は、ホロライブの全体曲「Shiny Smily Story」を披露。その前に5人それぞれがイベントの感想と、ときのそらへの激励の言葉を送った。ときのそらは「活動して2年。まさかこんな風にホロライブの仲間たちに支えられてこういうイベントに立てるとは思ってもみなかった!」と語っていた。

改めて、ワンマンライブへの激励の言葉は、共通してときのそらへのリスペクトや愛がとにかく伝わる内容だった。同じグループの仲間ではあるものの、活動自体は各々違う方向性だったりして、なかなか一緒に絡んだりする機会は貴重だったりする。それがリアルイベントともなるとなおさらだ。特に夜空メルは、本人の横で話すこと自体が初めてであり、声を震わせながら「尊敬する先輩と一緒にイベントに出ることができて本当に嬉しかった!」と語っていた。ホロライブは健気で本当に仲間思いなメンバーが集まっているな、と感じた。さくらみこが最後に言っていた「いつかホロライブメンバー全員でステージに立ちたい!」という言葉が、実現する日も近いかもしれないと感じたライブだった。

 
●セットリスト
1.Dream☆Story(ときのそら、ロボ子さん、夜空メル、さくらみこ、AZKi)
2.ひかりのまち(AZKi)
3.from A to Z(AZKi)
4.ユキトキ(さくらみこ)
5.マイネームイズエリート(さくらみこ)
6.おじゃま虫(夜空メル)
7.さようなら、花泥棒さん(夜空メル)
8.Secret base ~君がくれたもの~(ロボ子さん)
※『IMAGINATION vol.1』収録/Virtual Catアレンジ”
9.あっかんべーだ(ロボ子さん)
10.リモコン(ときのそら、ロボ子さん)
11.夢色アスタリスク(Dreaming! ver.)(ロボ子さん、さくらみこ、夜空メル)
12.Shiny Smily Story(ときのそら、ロボ子さん、夜空メル、さくらみこ、AZKi)

 
(TEXT by 森山ド・ロ、Photo by ayo kajino

 
 
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