池袋のエンタメ複合施設・Mixalive TOKYOがXRライブ設備を常設 9月に「NHOT BOT」、10月に「講談のおそ松さん」

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講談社を中心に展開する東京・池袋にあるエンタメ複合施設「Mixalive TOKYO」(ミクサライブ東京)は16日、XRライブ演目への取り組みを発表した。

具体的には、9月23日よりバーチャルアイドルグループ「NHOT BOT」(ノットボット)の音楽ライブを上海「VAPOLLO THEATER」(ヴァポロシアター)と同時開催する。さらに10月6日からはハイパー講談「講談のおそ松さん」を上演するなど、XRだから実現できる可能性を持ったコンテンツを継続的に発信していく。

*レポート記事はこちら → Mixalive TOKYOの「NHOT BOT」XRライブを体験 池袋・上海の同時上演、観客ステージ登壇など新要素が面白い!

 
Mixalive TOKYOは、2020年3月にオープンしたエンタメ複合施設。4種のイベント会場やカフェ、ショップなど6つの施設を有しており、演劇や2.5次元ライブ、音楽ライブ、トークショウを展開してきた。

今回、地下2階にある140席の「Hall Mixa」と、6階・300席の「Theater Mixa」において、キャラクターや映像演出を投影するフロントのメッシュ透過スクリーン、背景を映すリアのシネマスクリーンを新設。各スクリーンのプロジェクターも常設し、XRライブ演目への上映に対応。さらに技術パートナーであるソフトバンクがXRプラットフォームを提供する。なおフロントの透過スクリーンは収納可能で、XRライブ以外の上演にも対応できる。

スマートフォンの活用も想定しており、観客がシェイクやタップなどの操作を行うことで、内容が変わるなどインタラクティブな上演を想定している。また、スマートフォンのバイブレーターを演出に活用する構想にも触れていた。

 
●NHOT BOT

中国で人気の日本人VTuber3名に、オーディションで新たに選出したメンバー3名を加えて結成された6名のバーチャルアイドルグループ。

指原莉乃をクリエイティブディレクターに迎え、Sony Music、bilibiliが全面サポートし、世界に日本の王道アイドル文化を届けていく。グループ名は、アニメーションでもなく、人間でもない、会えるわけでもなく、会えないわけではない、新しい尊い存在であるという意味を込めて「BOTではない=NHOT BOT」と命名された。

9月23日(金・祝)のライブは、オリジナル2曲に加えて、アイドル曲を含む人気楽曲のカバー曲の初披露まで「王道のアイドル」を目指すNHOT BOTならではの元気溢れるパフォーマンスや、普段の配信ではなかなか見られない3Dならではのコーナー企画など、初の単独ファンミにふさわしいNHOT BOTの新たな魅力が詰まったイベント内容を予定している。

 
●VAPOLLO THEATER

XRライブに多数の実績を持つクリエイター集団VAPOLLOが、上海で運営するVTuberに特化した中国初のARライブシステム常設シアター。

今回のTheater Mixaとの提携を皮切りに、LA、NY、パリ、ソウル、バンコク等に提携シアターを広げ、世界複数都市同時ライブを実施できる体制を構築していく予定。メタバース空間上のライブ会場「バーチャルVAPOLLO」の構築や NFTやAIを使ったVTuberプロデュース事業も展開予定。

・上海一等地のARシアター「VAPOLLO THEATER」 未来型ライブを追求するXRイベント集団の創業者に聞く

 
●講談のおそ松さん

あの6つ子がまさかの伝統芸能デビュー!? 60分喋りっぱなしの「ハイパー講談」ここに誕生! 本公演では目の前の舞台上に6つ子たちが登壇し講談を披露します。特殊なスクリーンを使用することによる立体感で生まれる臨場感は、まるで目の前で講談が繰り広げられているライブのような感覚を味わえます。

また、1人3本の持ちネタから披露する演目は、お客様のスマートフォンを使っての選択で決まるというインタラクティブな体験もご用意。さらに、声の出せない昨今の状況を鑑み、スマートフォンを使ってその場で演者を応援できる「投げ笑い」も注目の機能となります。

講談の監修は、寄席出演・役者・バラエティ出演・イベント司会と八面六臂の大活躍を見せる神田春陽さんが務めています。


*発表元の訂正に伴い、「講談のおそ松さん」の上演開始日を10月13日から10月6日に改めました(2022年9月20日16時32分)

 
 
●関連リンク
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