Meta Questブースにて最速試遊のVR FPS「X8」を体験! Among Us VRのフォトスポットにも注目【TGS2022】

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9月15日に開幕した「東京ゲームショウ2022」。ビジネスデイの初日、幕張メッセには多くの関係者、メディア、インフルエンサーらが来場。リアル会場で開催されるのは実に3年ぶりで、どのような雰囲気になるのか気になっていたが、想像以上の活気に「東京ゲームショウ」が帰ってきたことを実感できた。

PANORAの専門分野であるXRは、「VR/ARエリア」として5〜6ホールに展開していた。昨年から「メタバース」という言葉が流行したこともあり、3年前とは注目度が大きく変化している。その中で最もスペースが広く存在感を見せていた、Meta Questとしては初出展となる「Meta Quest」ブースをレポートしていこう。

Meta Questブースでは、「完没」(完全没入)というキーワードをあしらったスタッフが出迎えてくれた


「Meta Quest」ブースでは発売前のVRゲームも試遊可能

「Meta Quest」ブースのあちこちには、VR版の発売が予定されている人気ゲーム「Among US」のキャラクターたちが展示。フォトスポットもあり、大勢の来場者が記念写真を撮っていた。

QuestとSteamでの今冬発売を予定しているAmong Us VR(公式サイト
さまざまなところにクルーメイトがあしらわれていた
ブースの外から見えない位置には、先日の渋谷での体験イベントでも展示していた巨大QuestオブジェのAmong Us VRコラボバージョンも。なお、これだけプッシュしているとこの場で遊べそうな雰囲気だが、試遊はなかった

ブースの中では、人気VRデバイス「Meta Quest2」のゲームを試遊可能だ。広々としたプレイエリアを確保した部屋が10室も用意され、スタッフの案内を受けながら、7つのオススメのゲームの中から1つを選んでプレーできる。謎解きゲーム「DYSCHRONIA:Chronos Alternate」(ディスクロニア:CA)、マルチプレイVRタクティカルシューター「X8」(エックスエイト)、アクションアドベンチャー「Mixture」(ミクスチャー)の3本は、発売前のゲームだ。

今回は、東京ゲームショウが世界最速試遊出展となる「X8」(エックスエイト)をプレーした。ストーリーは、異なるシューティングゲームの世界で活躍するヒーローたちが時空を超えて集結し戦うというもの。最大5vs5の2チームに分かれて戦うことになるのだが、「Meta Quest」ブースでは、対戦ではなくチュートリアルが試遊ができた。

種類豊富な武器や、各キャラが3種類ずつ持っている特殊能力を使って戦うヒーローたち。武器は、どの銃にも弾数の制限があり、弾が切れた後はボタンを押して使い終わったマガジンを捨てて、左肩のあたりに装着している予備のマガジンを手に取って交換。銃の上部やレバーなどをスライドさせてリロードすることで、再度、使用可能になる。最初は少し戸惑ったが、銃の機構に合わせたアクションのため、すぐに覚えることができて、動作の一つ一つが楽しくなる。

また、特殊能力は「VRジェスチャー」により使用。「アルティメット」「インスタント」「ベーシック」の中から使用する能力を選ぶと、宙にいくつかのマークが浮かびその中の一つが点滅。点滅するマークを順番に触っていくことで、スキルが発動し、トリガーを引くことで発射や設置ができる。発動のためにマークをなぞる動きは、片手で印を結んでいるような気分だ。まさにVRゲームならではの操作感を実感できた。

VR自体を試せる機会がまだまだ珍しいのか、開場直後の10時台でいきなり90分待ちとなっていた。一般日にQuest目当てで行く人は、最速で並ぶといいだろう

Thirdverseブースでは「X8」のコスプレイヤーも

「X8」は、同じ「VR/ARエリア」にある開発元「Thirdverse」のブースでも試遊可能。こちらのブースでは、チュートリアルの後、特別に5vs5での対戦も体験することができた(一般公開日は、チュートリアルのみ試遊可能な予定)。

2回のチュートリアルで操作を覚えていたこともあり、ダンジョンのようなマップでの5vs5の対戦プレーでは、何度かのキルにも成功。両手で銃を構えるという直感的な操作のため、動くキャラクターに対しても瞬時にエイムを合わせやすい。キーボードとマウスで操作するFPSゲームが苦手な筆者でも、もう少しプレーしたいと思うほど、初めてプレーするゲームを簡単に楽しむことができた。

実戦の中でタイミングよく特殊能力を使うのはまだ難しかったが、やり込めばもっと高度でバリエーションに富んだプレーもできるはず。今冬に予定されている発売が待ち遠しい。

 (Text by Daisuke Marumoto

 
 
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