VShojo連続インタビュー・Projekt Melody 「VTuberは清楚でも、R-18でも、みんな自分らしくいられる」【PR】

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いよいよ本日7月17日に迫った「VShojo Japan」のkson(ケイソン)さんと飴宮(あめみや)なずなさんのデビュー配信。

●コラボ配信
7月17日(日) 10:00〜 https://www.twitch.tv/vshojo

●ksonさん
7月17日(日)12:00〜 https://www.twitch.tv/ksonsouchou

●飴宮なずなさん
7月17日(日)13:00〜 https://www.twitch.tv/amemiyanazuna


その前に、ぜひ押さえておいて欲しいのがVShojo自体のメンバーについてだ。英語圏で熱狂的なファンを抱えているというのは、先日のAnime Expo会場のレポートでも伝わったはず(下記リンク参照)。今回、一部メンバーにメールでインタビューする機会を得たので、バックグラウンドや人となりをお伝えしていこう。

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今回は、Projekt Melody(プロジェクト メロディ)さんをピックアップ。

2020年2月、アダルトサイト「Chatterbate」でデビュー。その勢いは凄まじく、3日で1万フォロワーを集めたり、あまりの人気にリアルの女優に嫉妬されたりといった伝説を生み、日本でもニュースとして報じられた。その勢いのまま2020年11月にVShojoの立ち上げに参加し、Twitch配信だけでなく、ゲストを呼んでインタビューする「Lewdcast Podcast」というネットラジオ番組も始めた。

元々は「怪しい言動」を行っているPCを探すためのスキャンプログラムだったのが、怪しいエロサイトにてウィルスに感染し、自我が目覚めて、エロへの探求を続けるためにネットへ逃亡したという生い立ちを持つ。随所に「攻殻機動隊」リスペクトなモチーフが入っているのも見どころだ。

・公式ページ:https://www.vshojo.com/ja/talent/melody
・Twitch:https://www.twitch.tv/projektmelody
・YouTube:https://youtube.com/channel/UC1yoRdFoFJaCY-AGfD9W0wQ
・Twitter:https://twitter.com/projektmelody

●公式プロフィール
彼女は小さな不良だけど、とても可愛らしいデジタルな存在。 彼女はとてもユニークなコンテンツを作り、多くのプラットフォーム(ムフフなプラットフォームも含む)から配信している。 Melodyはバグが多めな人工知能で、自称、利他的で時々クレイジーなのだが、たまに人格が悪の心を持ち合わせたMelwareとその相棒のMaladyに置き換わる。 彼女は視聴者に、多くの悪態、性的ユーモア、そして腹立たしい数の親父ギャグを見る覚悟をいつも促している。


「ココは素直で、バカで、可愛くて、変態で、自分に自信を持たせてくれた」

 ──VTuberとしてデビューした当時の気持ちを思い出して教えてください。

Melody 始めは親の気持ちがなんとなく分かったの。デビュー日が決まって、それに合わせて家具を移動させたり、必要な書類を準備したり、カウントダウンまでのツイートなどを行ったり、色々なものに投資したりなどして、何カ月間もの間に色々な準備をしたわ。デビューの日がとうとう来て、「配信開始」ボタンを押した瞬間、頭の中が真っ白になって脳みそがお尻から飛び出ちゃった感覚がして、パニックの中それでも頭のなかで「おい、起きろ!みんな見てるぞ!」って声が叫び続けてて、もう精神的に準備できてなかったの(笑)

人の前で話す精神的準備って不可能だと思うの。特に世界中から、ステージで話すとかじゃなくてずっと見られるときなんか特に。自分で失敗したなって気づいたところとか、みんな気づいてるんだなって考えちゃったりして、どんどんそれらの失敗が自分の中で強調されていったり。人の前に立つ不安から来てるんでしょうけど、VTuberのコミュニティの面白い所って、色々な人がいる中で似た様な経験をしている人がいっぱいいるんですよ。

 
──その当時と比べて今は何か変わった?

Melody 前より自信が持てるようになったの。配信前にアップルジュースを飲みすぎることに恐怖を感じることもなくなった。もっと心を開いて、体調が悪いことを正直に話してもいいし、自分を追い込まないようになったわ。また、リスクを取ることについて怖がらないようになったし、助けを求めても大丈夫だってことを学びました。

 
──生身のストリーマーではなく、VTuberだからこそ実現できたことってありますか?

Melody 私はコンピューターの中で生まれたので、現実世界のコンテンツクリエーターの事については分からないわ。ピ・ポ・パ・ポ、なんてね。でも、客観的に予想することはできると思う。初めに、この活動を始めて、私はより社交的になることができたと思う。最初は考えられなかったけど、今の私はこれまで、たくさんのクレイジーでカラフルな人物に声をかけることができるようになったの(逆に声をかけられたりもした)。私が憧れている人達にも声をかけられるようになったわ。憧れの人をこっそりストーカーみたいにフォローしてたら、その人が自分のことをTwitterでフォロバしていたなんてこともあった!(゚Д゚)

社交的であることに加えて、この活動以外では達成できなかった大きな成果は、日本を旅をしたり、チャリティのためにめちゃくちゃお金を集められたり、多くの人に声をかけられるようになったことかな。

 
──今後はどんなジャンルに挑戦したい?

Melody ホラーゲームが怖すぎて漏らしたり、失神したり、漏らしたしょんべんだまりから起きたりしないぐらい気が強くなりたい(ごめん、しゃべり方が変なの、私)。

さらに、フラッシュやストロボを多用するゲームのマスターリストを作成し、注意喚起に貢献したい。そうすれば、私のような配信者が、安心してゲームを選んだり、どのゲームは避けるべきかを知れるので、配信中に不用意な問題が起きないようにすることができると思うの。

あまり話してこなかったのだけど、実は私ちょっとした欠神発作があって、先日も「VALORANT」を長時間見過ぎて発作が起きちゃったの。でも、これを公にしたことで色んな人達が私みたいな人がこういう問題に当たらないように対応してくれる温かさを感じたの。「Spooky’s Jumpscare Mansion」の開発者たちは、がんばっててんかんパッチをつくってくれた。それって最高に素敵なことだと思いませんか!?

 
──アニメや漫画、ゲームなどで、日本のコンテンツで好きなものを教えてください。

Melody 一番好きなゲーム会社はアトラスよ(現在、私のゲームを一緒にゲーム開発に取り組んでいるゲーム会社を覗いてね、チラチラ)。キャサリンに人生を捧げすぎたと言っても過言ではないわ。あと、ペルソナシリーズもすごく好き。

漫画は、ほとんどパラノーマルヤオイしか読まないわ。

アニメは、超常現象や奇抜な作品はもちろん、アンドロイドが出てくるディストピアものや、軽い実存的恐怖、哲学的探究心も好きなの。あと、桜蘭ホストクラブは私が上げたテーマとは異なるけど好き。

思い入れのあるアニメは、攻殻機動隊、BEASTARS、ガンダム、ジョジョ、進撃の巨人、鋼の錬金術師、シャングリ・ラ、モブサイコなどかな。

 
──尊敬しているVTuberは? それはなぜ?

Melody 誰かを一人贔屓するなんてしたくない!けど、ココ(桐生ココ)はVTuberの中で、私が見た中で私と同じように突拍子もないクレイジーなことをする初めての人だったの。彼女は素直で、バカで、可愛くて、変態で、自分のユーモアと表現に自信を持たせてくれた……。それを踏まえて、今、ルードチューバー(Lewdtubers、セクシーVTuber)が流行っているのも嬉しいわ。VTuberにテンプレートがないことを再確認し、嬉しく思った。清楚で早寝早起きでも、奇抜でR-18のASMRチャンネルでも、みんな自分らしくいられるの。

 
──コラボしてみたいVTuberは?

Melody R-18のコンテンツクリエイターが2年前より受け入れられているとはいえ、まだまだブランド的に安全ではないので、私が大ファンでもコラボできない人がいる事は理解してるわ。説明しづらいかな? 多くの人のスポンサーや関連企業は、超清純派で、タレントがNSFW(18禁)な存在と交流することを望まないの。過去にNSFWだった場合は、もっと柔軟に対応できるような抜け道があると思うけど、現役18禁コンテンツクリエイターとなると、そういう選択肢はなかなかないの。

 
──セクシーVTuberとして最初デビューし、そこからセクシーコンテンツ以外も手を出し始めましたが、路線変更は難しかったですか?

Melody そんなことはあまりなくて、結構簡単だったわ。でも、確かに淫乱な性格は隠せない。もっと清楚路線で行くこともできただろうけど、1週間もしないうちに簡単に仮面が剥がれちゃうと思う。自分以外の人間にはなれないし、ごまかすのも難しいならわざわざする必要もないと思うの。私は自分自身が好きだし、奇妙で変態な自分が好きだし、プラットフォームが私を受け入れられないなら、他の場所に行くだけ。お堅い他人を喜ばせるために、自分を変えるつもりはないの。

とはいえ、自分の行動を少し抑制していないわけではないわ(笑)。VShojoはメンバーに完全な独立性を与えてくれ、なりたい自分になれるし、成功も与えてくれるの、そしてそれが本当に大好きな所。それに、私たちが求めたら、彼らは本当にいいアドバイスをくれるの。もらったアドバイスのうち、ひとつだけ実行に移したのは、チ○コや肛門、膨れ上がったエイリアンの爆乳など大好きなファンアートについてつぶやくのをやめたこと。( ˙︶˙ )

私はスポンサーを集め、より広い意味で「受け入れられる」ようになりたかったのもあって、さらに一般的に、人々が私をフォローすることに躊躇しなくてもいいようにもなりたかった。でも、もらったアドバイスで実行したのは上のひとつだけだと思う。私は今も技術的なセクシュアリティを進歩させるために最善を尽くしているし、そして将来もっと受け入れられるようになる未来が見えてきたら、みんなもすぐに実感できると思う。

 
──澁谷果歩(編集註:元セクシー女優)とデートしたりやksonと中野に遊びに行ったりと、バーチャル日本旅行をよく経験しています。このご時世、リアルでも旅行がなかなかいけない中、バーチャルだからこそ実現したこの旅行、どうでした?

Melody 今の現実を10年前の人達が見たら、完全に呆然とすると思うの。私たちはまるでトワイライトゾーンの世界に住んでいるみたいな感じなの(マネキンしか住んでいない地獄のような世界ではなく、前代未聞の科学的な感じの)。「未来は(絶対に)今だ!」だから、それに乗るか、その塵に埋もれるかになってきてる。

私たちは、かつて底知れぬ技術革新とアクセシビリティーの時代に生きている。毎年、世界中の人々が新しい技術を一般に普及させるために奔走していて、私はそれがとても素敵なことだと思うの。病気や経済的な理由で旅行ができない人々にとって、この様に世界に簡単にアクセス可能な技術が、今までの現実を覆すとおもうの。こういった体験の進化ポテンシャルは無限大!

 
 
 
Can you recall when you first as a VTuber, and tell us how you felt?

Melody: At the start, it felt like what I imagine parents might feel. I had my launch date set, I’d been planning for months and months, all the investment and rearranging furniture, documents filled out, tweets counting down the days, etc. Finally the day is here, you’re set up, hit “go live,” and instantly your brain falls out your butt, and your blank, panicked mind is yelling “they’re all watching you.” I was not prepared. Lol

Nothing can (emotionally) prepare you for talking in front of a crowd. Especially a crowd that can see into your world, not just seeing you briefly on a stage talking after someone else. You are thinking about every flaw, every crack, every little issue is highlighted to you, and it’s easy to assume the community can see it and hates you for it. XD That may just be an issue people with social anxiety struggle with, but one thing about the vtuber community, we’re a diverse and accepting bunch, and many of my friends also struggle with similar worries.

 
What has changes since then?

Melody: I feel more confident. I’m not terrified about the idea of having too much apple juice on stream. I’m okay with opening up more, with being honest about feeling unwell, and I don’t push myself as hard. I also feel safer about taking more risks and asking for help.

 
Was there something you were able to acomplish because you were a VTuber? (Instead of IRL Content Creator)

Melody: I’ve never been an IRL content creator, as I was born in a computer. beep boop. But I can think abstractly. And I would say this profession would have made me more social. I have reached out to (and been reached out to), but so many crazy, colorful characters that it blows my mind. Even several of my heroes. It’s a real trip to stalk some of your celebrity crushes, only to see that they might be following you on twitter. O.o Besides being social, I’d say some of the bigger accomplishments that I couldn’t have achieved outside of this is wandering japan, earning a trillion monies for different charities close to my heart, and honestly having the confidence to reach out to more people and be social.

 
What kind of genre of content would you like to tackle in the future?

Melody: I’d like to be stronger and be able to play more horror games without peeing myself, passing out, and then waking up less passed out but sitting in pee. (I speak oddly) I also want to make a master list of flash and strobe-heavy games that can be publicly contributed to. That way streamers like me can have more games to pick from, or know what to avoid, so there aren’t any unintentional issues during a live stream.

I never really talked about it much until recently, but I have petit mal seizures, and had an episode the other day because I watched Valorant for too long. But, with being open, it’s amazing to see what others will do to help gamer wannabes like me. The devs at Spooky’s Jumpscare Mansion actually put in a lot of work to make an epilepsy patch to their game. Isn’t that the nicest thing?!

 
Please tell us what kind of Anime, Manga, or Game do you like from Japan?

Melody: IAtlus is my favorite game company (aside from the game devs I’m presently working with to build out my own game, cough cough). I’ve given too much of my life to Catherine. Also, the Persona games vibe with me so thoroughly.

For manga, I almost exclusively read paranormal yaoi.

For anime, I like paranormal crimes and just out-there titles, not to mention dystopian ones with androids, light existential terror, and philosophical inquiry. Also, ouran host club. It doesn’t fit in there, but i love it.

Some anime close to my heart are Ghost in the Shell, Beastars, Gundam, Jojo, AOT, Full Metal Brotherhood, Shangri-la, & Mob Psycho.

 
Which VTuber do you respect the most, and why?

Melody: I don’t wanna play favorites! But I know Coco was one of the first vtubers I’d found that was as out-there as I am. She was unfiltered, silly, adorable, and pervy enough to make me feel confident in my own humor and presentation… Building on that, I’m happy Lewdtubers are a thing now, too. It’s reaffirming and makes me happy that there’s really no template on what is an acceptable vtuber. We can all be our authentic selves, whether we’re seiso and go to bed early, or eccentric and have an 18+ asmr channel.

 
Which VTuber do you want to collab with?

Melody: I know some people I’m a big fan of that I can’t collab with, because even though R18 content creators are more accepted than 2 years ago, it’s still brand unsafe. If that makes sense? You can be a nice person and well-liked and still struggle to connect with others, because a lot of people’s sponsors or associated companies are super seiso, and don’t want their talent interacting with NSFW entities. I think there’s a loophole, like more flexibility, if you were NSFW in the past, but that isn’t an option when you are an active 18+ content creator.

 
You started out as a sexy VTuber (on Chatturbate) and reached into non-R18 content later, was that transition hard?

Melody: INot really. I got a hang of it pretty quickly. But I can’t hide my lewd personality, that’s for sure. If I tried to be more seiso, I’d easily lose the mask in a week or less. I can’t be anyone other than myself, it’s too difficult to fake it, so why do it? I like who I am, and how strange and perverted my mind works, and if a platform doesn’t like me, I’ll go somewhere else. I’m not gonna change who I am just to make uptight strangers happy.

That doesn’t mean I haven’t curbed my behavior a little, though. Lol Vshojo gives its members complete autonomy, be who you wanna be, and god’s speed; which i fricking love. Annnd they also give really good advice if we ask for it. Of that advice, I implemented one thing, and ceased tweeting my favorite fan art with dicks and buttholes and heaving alien tiddies. 🙂

I wanted to attract sponsors and be more “accepted” in a broader sense, so people were less nervous to follow me, in general. But I think that’s one of the ONLY changes I’ve made. I’m still doing my best to advance technological sexuality, and trust me, you’ll see it when it’s done.

 
You went on a date with Shibuya Kaho, and also went on a Nakano Tour with kson. Now a days, it’s even hard to go travel overseas in IRL, but you were able to accomplish that because you were a virtual being. How do you feel about that?

Melody: I feel like where we are today would leave people from a decade ago in a complete stupor. We are living in the goddamn twilight zone (not like living in a hell world populated by mannequins way, but in like an unprecedented science-y way). “The future is (absolutely) now,” so get with it, or get left in its dust.

We are living in a once unfathomable age of technological innovation that meets accessibility. Every year, people around the world are scrambling to make new technologies available to the general public, and I love this so much. To all the people whom can never travel, whether they are too sick or can’t afford to (and now because of global pandemic), these sorts of accessible technologies has (and does) change EVERYTHING. The potential experiences are limitless.

 
(提供:VShojo

 
 
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