VRChatのバーチャルゼミ室にてオープンラボを開催 名古屋市立大学 芸術工学研究科 中川研究室

LINEで送る
Pocket

名古屋市立大学 芸術工学研究科 中川研究室は3月24日より、メタバースのひとつ「VRChat」にてバーチャルオープンラボ Vol.2を実施中だ。ワールドへのリンクはこちら。Questシリーズも含めたクロスプラットフォーム対応だが、デスクトップ版での体験は非推奨としている。

同研究室では、XRによる新しい芸術体験の実装をテーマに研究を進めており、昨年度よりコロナ禍の影響も考慮してVRChatを活用した制作やゼミ活動を行なっている。そうした流れの中、コロナ禍でもオープンラボを実施するために、昨年3月にバーチャルゼミ室を設置してバーチャルオープンラボ Vol.1を実施した。

バーチャルゼミ室ではリアルのゼミ室の再現を目指し、研究成果やメンバーのアイテムを配置した。メタバースのオープンラボは、場所や人的コストの制約がないため、Vol.2に並行してVol.1も引き続き開催しており、結果的に研究成果の公開の場として機能している。Vol.2の見どころは以下の通り。

 
①2021 年度研究成果ダイジェストムービー

2021年度研究成果ダイジェストムービーを壁面に上映

 
②VRChatワールド作品

ゼミ室内にいくつか設置しているHMDを頭部に近づけると、VRChat内に展示した作品の概要がわかるポータル空間にワープ。各概要を見つつ、さらに気になった作品移動できる。

③ポスター発表ブース

ゼミ室前の廊下には、5つのポスター発表ブースを展開。実際に学会発表で使用したポスターを掲示し、関連するオブジェクトも用意する。例えば、「温感触覚装置を用いてキャラの体温を感じ取ることができるVR乙女ゲーム」の発表ブースでは、ゲーム中のキャラクターを設置しており、簡単なインタラクションが可能だ。

 
④DSMR(Drawing Sound in MR Space )プロジェクトルーム

MRを用いた「空間に音を描く」をコンセプトにした作品プロジェクト「DSMR プロジェクト」の最新作「Meta Flowers
XR 時代における生命のアナロジー」を再現した。

 
 
●関連リンク
バーチャルオープンラボ Vol.2
名古屋市立大学 芸術工学研究科 中川研究室