エイベックス・講談社・大日本印刷による音楽×仮想世界プロジェクト「十五少女」がスタート

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大日本印刷(DNP)は、エイベックス、講談社と共同で編成したプロジェクトチーム「子供都市構想」の取り組みとして、音楽×仮想世界プロジェクト「十五少女」の第一期活動内容を発表した。

DNPは現在、独自コンテンツとしてバーチャルアーティスト「十五少女」を創出し、展開していく取り組みを進めている。漫画やアニメ、小説や音楽といったジャンルや表現形態の垣根がなくなりつつあるなかで、DNPは聞くだけや読むだけではなく、音楽と物語とVR等も含めた映像を融合させて「十五少女」の新たな楽しみ方を創出する考えだ。

「子供都市構想」は、エイベックス・講談社・DNPの3社を中心に編成した、「十五少女」の仮想世界を構築していくプロジェクトチーム。仮想少女15人からなるバーチャルアーティスト「十五少女」は、エイベックス所属の音楽アーティストとして、4月1日に楽曲「逃避行」でメジャーデビュー。

今回、キャラクターや世界観の「可聴化」をエイベックスが、「可視化」をDNPが担当し、両社は国内外のアーティストを加えたチームで「十五少女」が暮らす現実世界と似た、もうひとつの別世界であるパラレルワールド「子供都市」を構築していく。また、講談社が「可読化」を担当し、「十五少女」の物語を小説にして、講談社が運営する文芸ニュースサイト「tree」にて無料公開する。

1.小説「竹虎レオナの場合(前篇)」
「十五少女」のキャラクターのひとり、竹虎レオナの生い立ちや成長、さまざまな出来事などを小説化。執筆は、「ルヴォワール」シリーズや「Fate/Grand Order」などのゲームシナリオを手掛ける円居挽(まどいばん)が担当。
・「竹虎レオナの場合(前篇)」: https://tree-novel.com/works/episode/3fa7deba68542762276ce3ada57b0c6a.html

2.「十五少女」×バーチャル秋葉原 supported by 「子供都市構想」を公開
DNPはAKIBA観光協議会とともに推進する「バーチャル秋葉原」のオープンと同時に、4月1日から「『十五少女』×バーチャル秋葉原 supported by 『子供都市構想』」を公開。仮想世界の秋葉原万世橋エリアを「十五少女」のビジュアルでジャックし、MVの提供を開始した。利用者の分身であるアバターを操作し、秋葉原の景観の特徴である商標の看板等も、地域の事業者の協力によって再現された空間内で「十五少女」の世界観に触れることが可能だ。

■「バーチャル秋葉原」動作環境
・アプリ版 : DMMの「Connect Chat」で利用可能。Windows PCおよび一部VRゴーグルに対応。
・Webブラウザー版 : PCまたはスマートフォンで利用可能(今後公開予定)

今後は音声ドラマの製作に向けて、4月2~16日までの毎晩20時に、Twitter上で各キャラクターの声を担当する声優を発表していく。 また、小説の無料公開などの活動を通じて、ファンのリアクション(閲覧・再生・コメント・いいね!等)や共感を獲得していくことで、本編のアニメ化を目指す。また、「十五少女」のオフィシャルWebサイトでは、「子供都市構想」の「報告書」というかたちで、本編のアニメ化に向けたメッセージを公開する予定だ。

●関連リンク
・十五少女(公式サイトTwitter
DNP プレスリリース