ネクストシステム、アバターを自身の体型に変形できる 汎用モジュール「AI-FIT」を提供開始

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ネクストシステムは、本田技研工業の技術を活用した取り組みとして、人体3DCG自動変形モジュール「AI-FIT」を開発したと発表した。

「AI-FIT」は、骨格推定システムから手足の長さを算出するHondaの技術と、人物の骨格情報を体にマーカー等の機械を装着せず検出できるネクストシステムの姿勢推定AIエンジン「VisionPose」を組み合わせた人体3DCG自動変形モジュール。ユーザーの体をスマートフォンで撮影するだけで体のサイズを自動的に測定し、体型に合わせてアバターを自動変形できる。本日3月24日より提供を開始する。

また、「AI-FIT」には椅子などへの着座時の姿勢シミュレーションを視覚的に可能にしたサンプルアプリを同梱しており、着座時の足つき状態をパーセントで確認できる。カスタマイズも可能で、椅子のほか、車のシート、ソファーなど着座対象の変更も可能なため、家具メーカーなど、さまざまな業種・業界での利用が可能だ。

<カスタマイズ可能な箇所>
・人物の3DCGモデル
・椅子の3DCGモデル
・着席した際の各身体部位の基準点

<製品情報>
【製品名】AI-FIT
【価格】19万8000円(税抜)
【パッケージ内容】
・「AI-FIT」本体(サンプルアプリを含む)
・マニュアル
【Webページ】https://www.next-system.com/visionpose/extensions/aifit

自分を模したリアルな3Dアバターはビジネスシーンやバーチャル空間でのフィッティング時などに親和性が高く、体格まで反映することで、よりリアルな自分の分身を作成できる。

「AI-FIT」はメタバース市場での活用も視野に入れており、本モジュールで取得した身体データを利用することで、現実の体格に近いリアルな3Dアバターをスマートフォン1つで作成し、メタバース空間へ取り込むような活用も可能になるという。

■姿勢推定AIエンジン「VisionPose」とは
マーカーや深度センサーなどを使わずに、カメラ映像や静止画・動画を使用して複数人の骨格情報を検出可能な高精度の姿勢推定AIエンジン。商用利用を含め用途に制限はなく、Windows/Linux/iOS/Jetsonなど幅広いプラットフォームでの動作が可能。現在は国内大手企業を中心に、シリーズ累計250社を超える企業、販売数にして370本以上の導入実績がある(2022年3月時点)。

●関連リンク
・株式会社ネクストシステム(公式サイトFacebookTwitter
VisionPose