「まなぶい」による教材が 経済産業省STEAMライブラリーで公開 「学術系VTuberと考える“未来のバーチャル社会”」

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学術系VTuberユニット「まなぶい」と株式会社うちゅうは、両者が共同で制作した教材「学術系VTuberと考える“未来のバーチャル社会”」が経済産業省の「未来の教室」プロジェクトのSTEAMライブラリーで公開されたと発表した。

近い将来、VRやARといったバーチャル技術の発展に伴って、現実世界とバーチャルワールドが共存・調和したバーチャル社会が訪れると考えられる。本教材では、最先端のバーチャル技術を題材としたアクティブラーニングを通して、未来社会を生きるうえで必要となる「問題を見つけ向き合う“想像力”」と「技術を活用し課題を解決する“創造力”」を養う。

本教材はSTEAMライブラリーHPで閲覧やダウンロードができるほか、レクチャー動画は以下のYouTube再生リストからも視聴可能。

・STEAMライブラリ:https://www.steam-library.go.jp/content/143
・レクチャー動画再生リスト:https://youtube.com/playlist?list=PLm0_72H8oS6EGy3BFB8hkhBzWzKRUl4Li

<教材の詳細>
本教材は以下の7つのレクチャーから構成されている。また、それぞれのコマの詳細について解説する配信を3月27日の20:00から行う。

●配信URL:https://youtu.be/udMMMIhXFjE

◆1コマ目:現代のバーチャル技術
バーチャル社会を支える技術について、その基礎的な解説と活用例の紹介を行う。また調べ学習を通して、バーチャル技術に対する理解を深める。

◆2コマ目:未来の技術を考える
実際にVR体験を行うほか、医療分野における活用例を学ぶことで、VR技術の可能性に触れる。その後、これまでの学びを踏まえ、VR技術の新たな活用方法の考案を試みる。

◆3コマ目:アバターを作って動かそう
バーチャル社会では、アバターを用いたコミュニケーション等が普及すると考えられる。本コマでは、モバイルアプリを使用した簡易的な3Dアバター作製やバーチャルワールドの散策といった体験的な学習を通して基礎的な知識や技能を養い、その活用について考えを深める。

◆4コマ目:物理エンジンに触れてみよう
バーチャルワールドを構築するために必要な物理エンジンに触れることで、バーチャル技術の実装について学ぶ。また現実世界の現象を考察し、それを再現するための方法を検討する。

◆5コマ目:バーチャル社会に潜むリスク
バーチャル技術の発展により、不特定多数の人と交流する機会が増加すると考えられ、それに伴うリスクについても考慮していく必要がある。本コマでは、インターネット上での自らの行動を振り返ることで、リスクをどの程度まで見込んで行動するかについて考える。

◆6コマ目:バーチャル社会と多様性
バーチャル社会では、ダイバーシティー、エクイティ&インクルージョン(DE&I)の実現が求められる。本コマでは、DE&Iに関する社会の課題を探究し、多様性が尊重される社会の実現に向けて解決策を考察する。

◆7コマ目:未来のバーチャル社会を考えよう
これまで学んできたことを踏まえ、未来社会でどのようにバーチャル技術が導入・活用されていくのかについて、グループワークを通して主体的に考える。

■学術系VTuberユニット「まなぶい」
エンタメのノウハウを活用して学術的なテーマに関する発信を行うVTuberの有志団体。これまで新しい学びの形として、YouTubeやTwitter等のプラットフォーム上で、バーチャルアバターを活用した学術コミュニケーションや教育活動を行ってきた。

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