まるで人間そのもの……! 男性バーチャルヒューマンのリアム・ニクロ、グラミー賞ノミネートのポスト・マローンと2ショット

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バーチャルヒューマンといえば、まるで人間にしか見えないリアル寄りのCGキャラクターのこと。海外ではミケイラ・スーサ(Miquela Sousa)シュウドウ・グラム(Shudu Gram)、日本ではイマ(imma)といったバーチャルモデルがここ1、2年でInstagramにて注目を集めてきている状況だ。

日本ではアニメ調のバーチャルYouTuber(VTuber)が先行して認知度を上げてきているが、この1月に米国ラスベガスにて開催されたコンシューマー向け技術の展示会「CES 2020」にて韓国サムスン電子が人工人間「Neon」プロジェクトを発表するなど、見た目がリアルよりの「存在」も増えてきている。

そんな追い風が吹いている中、2019年4月にデビューし、日本初の男性バーチャル・ヒューマンをうたうリアム・ニクロ(Liam Nikuro)が、第62回グラミー賞で2部門ノミネートされているラッパーで、現在来日中のポスト・マローンと撮影した2ショットを投稿した。

周囲とのライティングもなじんでおり、まるで本当にそこにいるように感じる1枚で、ポストがタバコを持った右手を親しそうにリアムの肩に回しているのも印象的だ。

リアム自身はコメント欄で「生き様が超Rockしてて、すげー尊敬してるアーティスト。音楽仲間に紹介してもらって仲良くなったけど、『なんか一緒にコラボ実現させたいね』って話してるよ!」と語っており、音楽活動での発展も期待できそうだ。なお、リアムの運営元は「水嶋ヒロ」のバーチャルヒューマン「Lewis Hiro Newman」を手がける1SECとなる(関連記事)。

バーチャルモデルは、体は人間のものを利用し、頭部のみ3DCGで合成するというやり方も多い。現状、Instagramなどに投稿される渾身の1枚は、他の人に「カッコイイ!」「憧れる」と思ってもらえるようにフォトレタッチされていることが多いはずで、より理想に近づけられるバーチャルヒューマンは、タレント事務所などが新しいモデルを生み出す一つの手段になるかもしれない。ぜひこの新潮流にも注目しておこう。

 
 
●関連リンク
Liam Nikuro(Instagram)
Liam Nikuro(Twitter)
1SEC