『VRChatって何をすればいい?』VRCなにもしない人が解説するVRChatの世界

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バーチャルライフマガジン

こんにちは。バーチャルで“なにもしない”をしている伊達焼き屋といいます。

普段はバーチャル世界で私自身の存在を貸し出す「VRCなにもしない人」という活動を行っており、イベントの同行やゲームの人数合わせ、話し相手など”存在貸出依頼”を受けながらバーチャル世界で過ごしています。

この記事は『まずはsteamからVRChatをダウンロードします、次にアカウントを作成して…』といった”VRChatの始め方”からもう一歩踏み込んで、「VRChatの楽しみ方ってどんなのがあるの?」「みんなはどうやって遊んでいるの?」「ぶっちゃけなにしてるの?」といったVRChatの永遠のテーマについて私の存在貸出依頼を引用しつつ、現場の雰囲気を書いていけたらと思います。

では本編。

1.日常の延長を過ごす人々

タイトルの『何をしたらいいか?』の模範解答は『日常をしたらいい』だと私は考えます。 

VRChatを始めとするバーチャルSNSはその仕組み上、人が中心になって動いています。人と人とが出会い繋がる事でバーチャル文化を急成長させて現在に至ります。

最近の風潮としてはバーチャルと現実の明確な区別がされていない。バーチャル世界もといVRChatが現実の延長上、つまり現実世界の日常の一部として組み込まれているんです。

ケーキと餃子と爆発で盛大にお祝い。
演出はバーチャルらしいですが、特別な日を祝う想いは何よりもリアルです。
独りだと挫けてしまいそうな事も、誰かと一緒ならきっと出来ます。
睡魔にだっていつか勝てるハズ…。
VRchatなら終電もコレステロール値の心配もありません。
時間無制限飲み放題で思う存分語らえます。

バーチャルだからといって専門的なことやデジタルなものばかりではなく、現実世界に酷似したVRChatの空気を楽しんでいるユーザーが多い印象を依頼を受けて感じました。

2.やりたい事をやってみる人々

新しい事を始めるのってワクワクするけどお金がかかったりリスクが生じたり人を集めなきゃいけなかったり…。勇気を出せ!ってよく聞くけど、蓋を開けてみれば勇気以外にも必要なものっていっぱいありますよね。

ですが、VRChatなら勇気だけあれば十分です。

早押しと記述回答ができるワールド。簡単なクイズは最初から用意されていますが、
事前に自分達でクイズをつくってから楽しむ事もできます。
VRChatで初めてパットゴルフに触れた依頼者。
VRChatは自分の可能性にも出会える場です。
友人がトリを飾ったHIPHOPライブの様子を特別席から撮った一枚。
ステージに立つ友人とお客さんとの一体感は筆舌に尽くし難いほど美しかったです。

趣味的なものから憧れを叶えたものまでジャンル問わずピックアップしました。
最初に「現実の延長をやっている」と書きましたが、VRChatに大志を抱いてやってくる方は大勢いらっしゃいますし、無限の可能性に触れ一念発起する人にもたくさん出会ってきました。

必要なのは勇気だけです。やりたい事をやっていきましょう。

3.創造する人々

 最後は「VRChatの日常」。アバターや私たちが過ごすワールドを創っている人達を紹介します。彼らがいなければ私たちはバーチャル空間にいられないし、バーチャル空間で何が出来てどんな表現が出来るのかすら不明瞭だったのではないでしょうか。

VRChat公式のコンペまで企画される人気ジャンル、ホラーワールド。
大きな音と演出で驚かせるビックリ系からジメジメしたジャパニーズホラーまで多種多様です。
アバターがあるからバーチャル空間に行ける。
アバターがあるから人に会える。
この世界は誰かの”好き”で成り立っている。
ワールドひとつ3Dモデルひとつに”好き”が詰まっている。

バーチャルライフマガジンではアバター紹介やワールドに関する記事がたくさんあがっていますのでそれめがけてVRChatに来るのもアリですし、「こんなワールドやアバターを作ってみたい!」とクリエイター側として立ってみるとまた新しい楽しみが見つかります。

改めて、ようこそVRChatへ!

あなたの「楽しい」がこの世界を大きく変える可能性を秘めています。
なのであえて「○○が流行っているよ!」や「こんな遊び方があるよ!」と具体的な案を出しませんでした。今現在のVRChatの雰囲気がやんわりと伝わるように書いたつもりです。

紹介した存在貸出依頼と写真はVRChatの楽しみ方のごく一部でしかなく、私も知らないたくさんの「楽しい」がこの世界には溢れています。この記事があなたの「楽しい」に出会うための目印になってくれれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今度はVRChatでお会いしましょう!

<著者プロフィール>
dateyakiya
バーチャル世界でなにもしないをしています。
依頼はTwitterのDMで。無料です。

元記事