「風とバーチャル」編集部は、VTuberに関する文芸・歴史編纂・研究を主題する同人誌「風とバーチャル」を発刊するためのプロジェクトを発足したと発表した。2021年12月の発刊を予定している。
キズナアイが誕生した2016年から5年が経過した現在、YouTubeチャンネル登録者数300万人を突破したVTuberの登場、人気VTuberの引退、海外展開など、VTuberを取り巻く情勢は目まぐるしく変化している。
VTuber分野で活動するライターを中心とした「風とバーチャル」編集部は、この転換期を歴史的に特に重要な時期であると考え、この現状とこれまでのVTuberについてを同人誌「風とバーチャル」として残し、記録するべく集合。
誌面では、2018年からVTuber日報を記録している、うぇるあめ氏が書いた2016年以前からのVTuber年表、VTuber企業を解析しているライター・浅田カズラ氏が集めたVTuber関連企業一覧、これまでVTuberが掲載されたメディアや書籍一覧などのデータベース、メディアでVTuber記事執筆経験のあるライターが書くVTuberコラム、業界関係者へのインタビューなどを掲載予定。これまで1冊の書籍として編纂されることのなかった情報を集め、今後のVTuber研究におけるマイルストーンとなるコンテンツを目指す。
なお、同誌では有志からのコラムの寄稿、インタビュー依頼を募集中。詳細は編集部のメールアドレス（windandvirtual@gmail.com）または編集部代表の古月（@ran_koga_mas）に問合せのこと。
＜書籍概要＞
【書籍名】風とバーチャル
【発刊日】2021年12月（予定）
【編集主幹】古月
【題字】八坂天