「Project:;COLD」、過去改変に成功して6人無事のトゥルーエンドに

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ユーザー参加型のSNSミステリー「Project:;COLD」は7日、自身のYouTubeチャンネル「みやまんちゃんねる」にて、登場人物のひとりであるイオリ・ハートフィールドによる動画「全ての謎が解けた」を配信。すべての謎を解いて「血の人形・再来事件」を解決し、平塚市に住む架空の高校生バンド「都まんじゅう」メンバー6人の命を救った。この最後の動画にて物語は幕を閉じた。

同プロジェクトは、「都まんじゅう」を襲う不可解な死の謎をユーザー参加型で解いていくという内容だ。昨年11月の始動以来、バンドメンバーが1人ずつ13日周期で不可解な死を迎えるという事件が起こっていた(関連記事)。

今年1月22日、最後の1人となった青島玲子がYouTubeライブ配信中に事故死。肝心の謎が解かれないまま、登場人物6人全員が死亡するという衝撃の展開を迎えた。

その後、真の主人公として、100年後の2120年に生きる探偵、イオリ・ハートフィールドが登場。「運命の分岐点」に打ち込むことで、1度だけ「歴史の修正力」を無力化し、過去を改変できる「銀の弾丸」を使用するタイミングを見極めるため、参加者である融解班とともに謎を解決してきた流れだ(関連記事)。

融解班の活動も活発で、Twitterのハッシュタグ「#みやまん考察」のほか、有志3000人以上が集まり多い日には1日1万件以上書き込みがあったというDiscordサーバーなどを中心に議論を展開して謎解きを進めていた。

今回、配信にて「運命の分岐点」が、文化祭1日目の星乃理也佐久間ヒカリの待ち合わせの時だと突き止めたイオリ・ハートフィールドは、「銀の弾丸」を使用。視聴者と協力し、2人が共通して興味を持つ「ずっと真夜中でいいのに。」「勘ぐれい」MVを流すことで、無事に「都まんじゅう」6人が事件に巻き込まれることを未然に防ぐことができた。

最後には、スタッフロールとエンディングムービーとともに、青島玲子(CV:陶山恵美里)が歌うエンディング曲「ユメノワ」が流れ閉幕。総監督が、「ドラゴンクエスト」シリーズのシナリオ制作なども担当するゲームプロデューサーの藤澤仁さんであることが明かされた。

藤澤仁さんは、自身のnoteにて「<漂流プロジェクト>Project:;COLD case.613を終えて」と題した後日談を投稿。本作が、「カゲロウプロジェクト」の空気感を念頭において作られた企画であったことや、VTuberが誕生して間もない2017年頃から練っていたプロジェクトであることなど誕生秘話や、今後の展望などについて語った。

併せて、公式Twitter「Project:;COLD case.613」では、新展開に向けたアンケートを実施。アンケートに答えると、抽選各5名にメインキャストのサイン入り台本もしくは、Amazonギフト券5000円分が当たる。

なお、過去が無事に改変されたことで、各メンバーのTwitterアカウントにも動きが。何事もなく文化祭を終えた世界線で、現在は3月1日の卒業式謝恩会でのバンド「都まんじゅう」の新曲披露に向けて日々の日常を呟いている。

(TEXT by Shuto Uchimura

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●関連リンク
「みやまんちゃんねる」(YouTube)
Project:;COLD公式サイト
Project:;COLD case.613(Twitter)
青島玲子(Twitter)
佐久間ヒカリ(Twitter)
綾城奈々乃(Twitter)
星野理也(Twitter)
岩永静(Twitter)
森いちご(Twitter)