アバター等3Dモデル制作者向け利用規約テンプレート「VN3ライセンス」v1.00が5日18時に公開

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有志からなるVN3ライセンスチームは3日、3Dモデルに最適化された利用規約テンプレート「VN3ライセンス」のバージョン1.00を5日18時より公開することを発表した。ジェネレーターを用いることで、簡単に利用規約が作成できるほか、英語翻訳された利用規約も同時作成することが可能だ。

「VN3ライセンス」は、バーチャル文化やバーチャル生活をサポートすることを目的に、有志の有識者によってボランティア・プロボノ(社会貢献活動)として作られている汎用的なデータ配布用の利用規約テンプレート。同ライセンスでは、画一的なルールの作成を目指すものではなく、制作者一人一人が自身のルールを作るサポートをすることを目指している。

本文は、3DCG関連企業で法務経験のあるあしやまひろこさんが作成。リーガルチェックは、内閣府知的財産戦略推進事務局に出向し、参事官補佐を務める弁護士の出井甫さんが担当。英訳については、コンテンツプロデュースや翻訳等を行う清水ユキさんおよび、イギリスのヨーク大学ロースクールを卒業し、法律事務所での勤務経歴もあるLewisさんがリーガルチェックを兼任し実施した。

また、許可の範囲を示すピクトグラムは、アニメーターやVRメディアクリエイターであるろーてくさんが、ジェネレーターシステムはエンジニアのen.129さんが担当した。

モデル権利者の意向を最大限反映できるよう設計しており、選択式と自由記述を組み合わせることにより、あらゆる規定を権利者の意志で個別に設定することができるという。免責規定、オープンソースソフトウェアへの対応、反社会的勢力の排除、準拠法や裁判管轄の設定、改正民法対応など権利者を保護するための条項を備え、一般的な商取引に用いることのできる品質を目指して作成している。

実際の利用では、ジェネレーターを活用することにより、PDF形式の利用規約をダウンロードできる。作成した利用規約は、自由な方法で、自分自身の規約として利用可能。

なお、同ライセンス本文の作成過程は公開しており、だれでもいつでも改善提案を行える。「VN3ライセンス」は、「Virtual Native 3D-Model License」を意味しており、「バーチャルネイティブ」という造語は、バーチャル生活を当たり前に生きる人たちのことを意味している。

以下に、主な採用実績を掲載する。

・YOYOGIMORI 【VRC / VRM 対応3Dモデル】imiut
・FRIENDLY PLANET 【オリジナル3Dモデル】サタリナ族のメイドさん
・ポンデロニウム研究所 オリジナル3Dモデル「メリノ」
・こよりLabo オリジナル3Dモデル『レイニィ』
・仮店舗 CyberCat
・mio3io 薄荷 オリジナル3Dモデル
・feelzenvr VRChatアバター用3Dモデル「サクラ」

*訂正:初出時、作成した利用規約の権利の一切を作成者が有するとの記述がありましたが、著作権等は放棄されないため誤解を招く表現でした。訂正いたします。(2021年2月4日15時30分)

(TEXT by Shuto Uchimura

●関連リンク
「VN3ライセンス」公式サイト
書式/規約サンプル(Google Drive)