ホー・ツーニェン、京都学派をテーマにしたVRとアニメーションによる作品を展覧会にて公開

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山口情報芸術センター(以下、YCAM)は22日、シンガポールを拠点に活躍するアーティスト、ホー・ツーニェンさんによる新作インスタレーションを発表する展覧会「ヴォイス・オブ・ヴォイド― 虚無の声」を開催することを発表した。会場はYCAMスタジオAで、会期は4月3日から7月4日まで。入場は無料だ。

ホー・ツーニェンさんは、さまざまな歴史的、哲学的テクストや素材から映像作品やインスタレーション、演劇的パフォーマンスを発表してきたアーティスト。

本展では、哲学者の西田幾多郎田辺元を中心に形成され、1930年代から40年代の日本の思想界で大きな影響力を持ったグループ「京都学派」をテーマとする。作品は、YCAMとのコラボレーションのもと、VRとアニメーションによる映像インスタレーション。

取り上げるのは、「京都学派四天王」とも呼ばれた西谷啓治高坂正顕高山岩男鈴木成高によって、真珠湾攻撃の直前の1941年11月末に開催された座談会「世界史的立場と日本」。本作では、その座談会の内容を中心に、彼らと彼らを取り巻く人々が1930年代から40年代にかけて生み出してきた様々なテクストにアプローチする。

第二次世界大戦期における日本を代表する知識人たちの営為を、イメージとテクストの集積によって紐解き、歴史が持つ複雑性や複層性を描くとのことだ。

その他、関連プログラムとして、会期中には各種トークプログラムなどを予定。こちらの詳細や、申し込み方法はYCAMのウェブサイトから確認ができる。

(TEXT by Shuto Uchimura

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山口情報芸術センター
ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声