NTTドコモ、お台場にXR専用撮影スタジオを開設 静止画でなく動画で被写体を3Dデータ化

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NTTドコモは14日、お台場のテレコムセンタービル内にXR専用の撮影スタジオ「docomo XR Studio」を開設したことを発表した。本スタジオの開設は、XRコンテンツ作成に関する研究開発およびコンテンツ作成者との協創を目的としている。

本スタジオには、撮影画像から3D空間を再構築する「Volumetric Video」(ボリューメトリックビデオ)撮影装置を設置。Volumetric Video撮影技術は、人やモノなどの被写体を多数のカメラを含む専用装置を用いて全方位から撮影し、被写体そのままの3Dコンテンツを作成できる。

特に被写体の動きを高精度にデジタル化できることが特徴。すでに、XR向けコンテンツ作成技術としてスポーツ、ミュージックビデオを含むエンターテインメント領域で活用されており、研修・教育分野など多様な領域での利用も期待されている。

本スタジオには、撮影装置として、グリーンバック不要でボリューメトリックビデオ撮影ができる「TetaVi Studio」を設置。また今後、同じくグリーンバックが不要な「Mantis Vision Volumetric Studio 3iosk」や撮影から約20秒で3Dアバターを生成できるスキャナーシステム「SHUN‘X」の設置を予定している。

(TEXT by Shuto Uchimura

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