コラボ実現でニパ子やねこますと同じ舞台に! 「ブレイブファンタジア」チーフDに聞くSHOWROOMイベントの魅力【PR】

LINEで送る
Pocket

VTuberにとって、テレビやリアルイベントへの出演などに並んで活動を広げていく上でぜひとも実現したいのが企業コラボだろう。

中でもゲームへのキャラクター実装は、多くのトップVTuberが通ってきた「晴れ舞台」で、単純に見るだけでなく使って遊んでもらえるという点で、VTuber自身にとっても、ファンにとってもうれしい要素になる。そもそも既存のキャラに並んでゲーム内に自分がいるって……想像するだけでスゴくないですか?

そうした貴重なゲームコラボへの道はトップ層のみに限られていると思いきや、なんと努力すれば実現するチャンスが用意された。ライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」では、10月31日より「【バーチャル限定】超ド派手バトルRPG『ブレイブファンタジア』キャラクター登場権争奪戦!」と題したイベントを開催。ここで見事1位を勝ち取ると、スマホゲーム「ブレイブファンタジア」に新規描き下ろしイラストで出演できる(ニュース記事)。

  *イベントページはこちら → 【バーチャル限定】超ド派手バトルRPG『ブレイブファンタジア』キャラクター登場権争奪戦!

  一体、キャラクター化の権利を獲得するとどんな「いいこと」が待っているのか。今回、「ブレイブファンタジア」を開発するチーフディレクター・中込普氏にお話を聞いたところ、

・過去に「ねこます」さんともコラボしたゲーム
・キャラにこだわりまくって内製している
・4周年記念で全員に配られるから宣伝効果大

……という、とんでもない背景が浮かび上がってきた。VTuberとそのファンならぜひインタビューをチェックして、SHOWROOMのイベントに参加してほしい。

MSF 企画開発部部長・チーフディレクター 中込普氏

●「ブレイブファンタジア」とは?

ガチャなどを通じて集めたキャラクターから3人を選んでパーティーを組み、ストーリーやイベントをこなしてアイテムを集めて、さらにキャラクターを強化して冒険に挑む……という王道のスマホRPG。

各キャラクターは2.5頭身とカワイイ見た目だが、いったん戦闘となるとカットインアニメ付きの必殺技を繰り出したりと頼もしい存在に早変わり。連続攻撃のコンボ、ゲージが溜まると使える召喚獣のアクション、敵を倒した後の出現した大量アイテムの回収など、視覚効果とSEによる「キモチイイー!」ポイントが随所に設けられており、眺めているだけでもお手軽に爽快感を実感できる。

ここだけの話、筆者は本記事を書くためにアプリを始めたのだが、もうすぐ4年目というサービスなだけあって、冒険のサポートとして1人選べる他ユーザーのキャラクターが非常に強くなっており、ストーリーモードをオート操作で流しているだけで「ゴミのようだ!」という無敵感を味わえた。今からの新規参加がむしろお得!?


過去に「ねこます」さんともコラボしたゲーム

──今回、イベントで勝ち抜いたVTuberをキャラクターとして実装するとのことですが、過去にVTuberとコラボしたことはありましたか?

中込氏 実は2018年4月に「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」こと「ねこます」さんとコラボさせていただいたのが最初でした(関連記事)。

──ええええっ!? VTuberが流行り始めた頃のめちゃくちゃ早いタイミングじゃないですか!

中込氏 本当に運がよかったと思います。実は当時、コラボをまったく実施していなくて、ゲームの今後の方向性を話し合っていたときに、某ロボット大戦じゃないですが「萌えキャラ辞典」みたいな形で大小問わず様々なジャンルのキャラクターとコラボできたら面白いよねというアイデアがありました。それで当時、キャラクターとして注目を集めていたVTuberはどうだろうという話が出て、ねこますさんに直接お話しさせていただいたところ実現できた次第です。

──キャラコラボというと他のゲームでは割とよく見かけますが、あまり積極的ではなかったのが意外です。

中込氏 もともと弊社はキャラクターの版権元と多くつながりがあるわけではなく、コラボで生まれた一つ一つのつながりを大事にして広げています。それも実際に運営さんと話をさせていただいて、「この方達とコラボしたい」と感じたときに一緒に企画を進めています。

逆にいえば、チャンネル登録者数やフォロワー数の多寡はコラボを断る理由にはなりません。ブレイブファンタジアは王道の楽しいRPGでありたいので、コラボ相手の楽しい感じが演出できて、ゲームをさらに輝かせてもらえればというところを大事にしています。

──過去、どんなキャラクターとコラボしてきたのでしょうか?

中込氏 VTuberに特化しているわけではなく、幅広く萌えキャラとコラボさせていただいています。例えば、静岡市バーチャルご当地グルメライターでのちにVTuberとして活動を始めた葵桜玖耶(あおいさくや)さん、ニッパー擬人化のニパ子さん、大分県に実在する旅館「つるや隠宅」さんの看板娘で電脳女将の千鶴さん、仙台発バーチャルアイドルの大森杏子さん、この11月にボイスロイドを発売するついなちゃんなどです。

あとは「ひのもと鬼子」さんともコラボしました。ネット上のネタを元にした若干センシティブなキャラクターなのですが、当然、社内にも彼女が好きな人間がいて「……攻めるか!」とギリギリを攻めました。どのキャラクターも生きているというのがスタッフの共通見解で、だから大切に作っています。

ニパ子さんの場合、この公式イラストが……
こんな素敵なちびキャラに

 
──そもそもの話、スマホゲームとのコラボは非常に大きな話で、特に個人のVTuberはそうだと思いますが、単純に話を持っていって「じゃあコラボしましょう」とはいかないものですよね。それがイベントを勝ち抜けば権利をもらえるというのは非常に大きい。

中込氏 そうですね。実はSHOWROOMでのイベントも今年1月に一度開催していて、そのときは若手女優の「つじかりん」さんとコラボさせていただきました。じゃあ次はどうするのかとなったときに前と同じことを繰り返すことはやりたくなかったので、今回はバーチャル限定でやってみたいと企画しています。

  ──ゲームが3年目という安定した時期なのに、だいぶ挑戦してますね。つじかりんさんとのコラボの評判はどうでしたか?

中込氏 喜んでいただけたと聞いております。ゲーム中の種族は「エルフにさせてください」とお願いし、役者さんということもあったので、じゃあ変化できる忍び系の職業がいいだろうと。しかし、忍びといってもくノ一でお色気を全面に出すのではなく、あくまで着物を着こなす清楚な形で、かりんさんの役者という側面を表現しました。

実装後にネットを見ると、つじかりんさんのファンの方にもゲームを初めて遊んでいただいて「かりんちゃんが使える!」と喜んでいる方もいましたので、やってよかったなと。コラボは、その相手とそのファンの方が一人でも幸せになってくれる結果につながれば嬉しいです。

つじかりんさん制作時の貴重なラフイラスト
実際にこのカットインイラストで実装した


キャラにこだわりまくって内製している

──実際、ゲームを遊んでみると、2Dキャラのちょこまか動く感じが見てるだけでも楽しくてキャラクターへの愛を感じます。

中込氏 スマホゲームでは、ちびキャラを使ったものが多くリリースされていますが、アバター感というか、ベースのキャラクターがあって、そこに服を着せて動かしているみたいな扱い方をしているものも目立ちます。「ブレイブファンタジア」を企画した段階で、それでは面白くないだろうと、やはりキャラクターにもそれぞれの個性と人生があって、攻撃のアクションひとつとっても異なるはずなので、そこはしっかり描写していかなければいけないと話し合いました。だから各キャラクターは立ち絵を起こした上で、それがどう動くかを個別に考えて、アニメーションをつけていて全部違うわけです。

細かく描き込まれたキャラがとてもカワイイ

 
──異常にこだわってますね。ということはコラボする場合も、資料集に目を通したり、SNSアカウントや動画があればそれを見たりして、個別に考えているという。

中込氏 もちろんです。ねこますさんのときも、動画で棒的なものを振っていたので、ライトセーバーを武器に入れようと。スキルは、おにぎりを空中に投げると、でかいおにぎりが落ちてきてダメージを与えるみたいな感じで社内で考えました。実はつじかりんさんのベースのデザインラフを作ったのは僕で、アニメーションも担当しました。

  ──えっ、チーフディレクター自ら!? スマホゲームというと、規模が大きいため、外部のイラストレーターや開発会社にお願いしてるようなイメージがありました。

中込氏 弊社はもともとフィーチャーフォンの時代からアプリの受託開発をしていたこともあって社内で作っております。一応、僕もデザイナー出身なので、デフォルメキャラの胸や髪の先などが揺れるところまで気になってチェックしていて、僕が見て気持ちいいと感じないものはNGを出すぐらいのこだわりです。

戦闘演出やキャラクターの台詞周りなどもこだわって、こだわって、こだわり尽くしている甲斐あってか、どの版権元さんからもほぼ一発でOKをもらえるぐらいのクオリティーを実現できています。もっといえばVTuber自体も、社内から「とりあえずやってみよう」という話が出て試したこともあります。

  ──VTuberを見るのではなく「やってみる」とは……!?

中込氏 はい。2018年のエイプリルフールに、ゲーム中に出てくるナビゲーターの「セドナ」をVTuberとしてデビューさせるというネタをやりました。「ねこますさんとコラボをさせていただくからには、まず自分たちで試してみてもいいのでは?」と、もともと2Dゲームのところを、3Dモデルまで制作しました。実際は動画の公開などはしておらず、あくまでネタにとどまっていますが、そういった形の世界観の広げ方もありなのではないか?と、個人的には考えております。

  ──制作チームのみなさんがクリエイター気質なんですね。スゴい。

中込氏 VTuberシーンにも可能性を感じていて、クリエイティブ業界ではイラストや3Dなどで突出した才能を持った人がプロとしてそれぞれの分野で活動していたわけですが、VTuberではある程度、絵や3Dのスキルがあって、自己ブランディングもできれば表に出てこられるようになっています

今まで本当に特化した人しか表に出られなかったところから、マルチな才能を持った方々でも活躍できるようになった。ものを作ることに対しての窓口が急に開けて、クリエイターの人口が一気に増えたように見えたので、新しい時代が来るなと感じました。

  ──今でこそ辞めていく方も目立ってますが、一時期は毎月1000人単位でデビューしていったわけで、すごい勢いでしたよね。

中込氏 こんなにキャラクターが生まれているからこそ、知られないでいるのはもったいないと。もちろんすべてのVTuberさんとコラボするような傲慢なことはできませんが、それでも視聴者の数に限らず、素晴らしい作品を作られているVTuberさんとコラボできればという思いです。


4周年記念で全員に配られるから宣伝効果大

──実際、イベントに勝ち抜いた際には、ゲーム中にどんな風に実装されますか?

中込氏 キャラクターとカットイン、専用アニメーション、専用のテキストセリフ数種をこちらで制作して、2020年1〜2月頃のリリース4周年に合わせて実装します。また、キャラクターとカットインの素材は、販売用グッズなどにロイヤリティフリーで使えるように提供いたします。

つじかりんさんと同じ形を想定しているので、ゲームにログインしたユーザー全員にプレゼントします。ゲーム中では「★5以上確定チケット」があるように、★5以上がレアリティが高いのですが、つじかりんさんのときは★6で、今回もそれなりに強いキャラになると思います。

  ──つくってもらった素材をロイヤリティフリーで使っていいってスゴすぎないですか! しかもコラボキャラなのにプレイヤー全員にあげちゃうって!!!

中込氏 あげちゃいます。ゲームでは同じキャラを重ねて強くできるので、そのあとに継続プレイをしていただいて、ぜひ育ててください。

  ──ユーザー全員に目に付くようにゲームに出演できるとなると、換算した広告効果がすごい金額になりそうです。

中込氏 普通に考えるとそうですが、弊社としては少しでもファンの方が喜んでくれて、新しいユーザーにゲームの魅力に気づいていただいて、長く遊んでいただければ次につながると見込んでいます。これは正解がなくて難しいところなのですが、あまり課金を煽る形ではなく、僕らが昔遊んでいたまるで小説を読むかのように楽しめたRPGを目指しているのです。報酬もみんなが取れるようにして、派手にお金を払わないと手に入らないようにはしたくない。

そんな運用ができるのも、弊社がゲームだけでなく、「十勝スピードウェイ」のカート運営や、ソーラーパネルなどいろいろなジャンルでビジネスを展開しているからで、「とにかく売れなきゃクローズしなければいけない」という話ではなく、続けることが大事だというのが念頭にあります。

 ──素晴らしい。個人的には、そんなキャラへの思いがベースにあるからこそ、濃そうなVTuberさんが実装されたときに「ゲーム映え」しそうな気がします。

中込氏 しかし、例え棒人間VTuberの方でも、バッチリ棒人間らしく実装させていただきますので、そこはもうお任せください(笑)。ファンじゃない方から見たら暴言のように聞こえる決め台詞や、鬱っぽい言い回しがあったとしても、それが好きでファンがついていてるわけで、そうした特徴もできれば拾っていきたい。コラボ相手の方がさらに有名になって階段を駆け上がっていくお手伝いができればという思いです。

 ──ゲームきっかけでバーチャルタレントとして注目を集める可能性もありますし、そうなったらオーディション抜きで第2弾、第3弾のコラボもあり得ますね。

中込氏 もし本当に人気が出たなら、ファンに楽しんでもらえるということでその方専門のシナリオをご用意することも検討できます。弊社も下手なものをつくると、その方のイメージを落としてしまうことにもなるので、そこは気合を入れて制作いたします。VTuberの方ならぜひオーディションにご参加いただき、ブレイブファンタジアとコラボしてください。

 
 
(提供/SHOWROOM

 
 
●関連リンク
イベントページ
ブレイブファンタジア