カバー、「ホロライブ」赤井はあと・桐生ココ自粛措置の経緯を説明 谷郷社長は役員報酬の一部を自主返納

LINEで送る
Pocket

カバーは30日、同社が27日に発表した公式声明についての経緯説明と、今後の方針を明らかにした。

27日の公式声明では、YouTubeチャンネルの統計データ無許諾使用と、カバーの社内ガイドラインに反する行為・言動を確認したことを理由に、同社が運営するVTuber事務所「ホロライブプロダクション」の「ホロライブ」に所属する赤井はあとさんと桐生ココさんが3週間のタレント活動自粛という措置をとっていた。

一方で、中国語版の公式声明が、日本語・英語と異なることを受けて、Twitter上などで問題視する声もあがっていた。こうした経緯についてカバーは以下のように説明している(原文ママ)。

1.本行為・言動が発生した際、「ホロライブプロダクション」所属タレントに対する誹謗中傷や生命・身体を脅かすような書き込み等が多量に発生する事態となった。本件の対応としては、当該発言の動画の配信停止ならびに削除を実施した。

2.当該発言の動画の配信停止ならびに削除をじっししたものの状況は改善されなかったため、社内で定められた基準により、公式声明と当該タレントの処分の発表を決定した。

3.公式声明の作成にあたっては、中国現地の協力会社とも慎重に検討した結果、タレントや社員らの安全と活動を守るため、中国向けの声明に関しては、問題となった発言に対し強く言及する声明を出さなければ解決が難しいという指摘を受けた。

4.以上の状況を受け、最優先すべきタレントと関係者の安全を担保するためには弊社からのいち早い声明が必要だと判断し、緊急措置として過日の公式声明に至った。

 
27日の公式声明の反応について、「結果的に一部の国や地域に対し、配慮に欠けた表現の趣旨を内包する公式声明を公表する形となってしまいました。本件につきましては、国内外にご迷惑をおかけする問題であったと痛感しており、深く反省しております」と陳謝している。

そのうえで、「サービスを提供するそれぞれの国や地域の法律や慣例慣習、社会通念など、その時点で決定されている当該国の政府の方針に基づきサービス提供することを原則としています」と自社の方針を説明している。

本件について、混乱を引き起こしたことを真摯に受け止めて、経営責任を明確化するために、9月29日に実施した緊急経営会議において、代表取締役である谷郷元昭氏への厳重注意を行い、再発防止のためにコンプライアンス委員会の設置などを決議した。谷郷氏は、本件を重く受け止め、役員報酬の一部を自主返納する。

 
 
●関連リンク
ニュースリリース
カバー