GITAIとNanoracks、ISSのBishop船内でGITAIロボットによる技術実証を2021年に実施

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GITAI

宇宙ロボットスタートアップGITAIは、米国民間宇宙企業Nanoracks社と共同で、2021年度にISS(国際宇宙ステーション)のBishopエアロック船内でGITAIロボットによる汎用作業遂行技術実証を行います。


Youtube URL: https://youtu.be/ZUVgkpb1puw

※ISS Bishop船内でのGITAIロボットによる汎用作業遂行技術実証の地上実証動画(※GITAI社内の模擬ISS Bishop船内で撮影)

本技術実証では、GITAIが開発した宇宙用ロボットアームS1をISSのBishopエアロック船内に設置し、スイッチ・ケーブル操作等のISS船内作業と、宇宙用パネル組み立て等の宇宙組立作業の2種類の作業をGITAIロボットアームS1で遂行します。GITAIロボットアームS1による全作業は最初に自律制御によって遂行し、その後にヒューストンのNanoracks社管制室からの遠隔操作によっても遂行します。
GITAIが宇宙用ロボットアームS1に関する全ての開発を担当し、Nanoracks社は打ち上げ機会の提供、軌道上での運用管理、データのダウンリンクを担当します。Nanoracks社は、NASAとの宇宙法協定に基づきISSへの打ち上げ機会を提供します。NASAが宇宙用ロボットアームS1の輸送とISS のBishop船内への設置を担当します。
GITAIは本技術実証を通して、宇宙で汎用的な作業を遂行可能な宇宙用自律ロボット技術の獲得を目指します。
また、本技術実証を通して培った技術を、軌道上サービスにおけるドッキング・修理・メンテナンス作業が可能な船外ロボットアームの開発や、月面探査・基地開発作業が可能な船外汎用作業ロボットの開発に繋げて参ります。



◯GITAI Founder&CEO 中ノ瀬翔のコメント
世界初の民間企業による宇宙作業ロボットの技術実証を世界有数の商業宇宙サービス提供事業者であるNanoracksと共同で実施できることを大変嬉しく思います。
これまでの宇宙市場では、宇宙の輸送手段の課題に取り組んでいる民間企業は多くいますが、宇宙の作業手段の課題に取り組む民間企業は多くありませんでした。
しかし、宇宙市場では今まさに汎用的な作業を安価・安全に遂行する手段の需要が急増しています。
私達が本技術実証に成功すれば、これまでよりはるかに安価で安全な汎用的な作業手段を宇宙市場に提供できるようになり、真の宇宙商業化時代の幕開けとなるとなるでしょう。

◯Nanoracks CEO Jeffrey Manberのコメント
Bishopエアロックで予定されている最初の商業プロジェクトをGITAIと共同で実施できることに感激しています。我々は、宇宙ステーションへの商業アクセスを増やし、これまで宇宙ステーションでは実施することができなかった複雑でカスタマイズ可能なプロジェクトを可能にするプラットフォームを構築することを目標にBishopを設計しました。Bishopエアロックは創造性のための場であり、GITAIのロボティクスが活気づき、驚くべき新技術を可能にするのを見るのが待ちきれません。


◯GITAIについて


GITAIは、各宇宙領域で需要のある作業を遂行可能なロボットを実現していくことで、宇宙での作業コストを100分の1に下げることを目指す宇宙ロボットベンチャーです。主に①宇宙ステーション船内外の作業、②軌道上サービス(衛星への燃料補給・修理、宇宙デブリ除去サービス)におけるドッキング・修理・メンテナンス作業が可能な船外ロボットアーム、③月面探査・基地開発作業の各領域の汎用作業のロボット化を目指し、独自の汎用型宇宙ロボットの開発を進めています。

社名:GITAI Inc.(米国本社) 、GITAI Japan株式会社(日本支社)
CEO:中ノ瀬翔
URL:http://gitai.tech/
問い合わせ先:info@gitai.tech
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/GITAI-1515952648445089/
公式Twitterアカウント:https://twitter.com/GITAI64818084
 




◯Nanoracksについて


XO Markets companyの一員であるNanoracks LLCは、世界有数の商業宇宙サービス提供事業者です。Nanoracksは、商業宇宙の利用は医薬品や光ファイバーなどの宇宙空間での製造によるイノベーションを可能にし、革命的な地球観測を可能にし、宇宙を地球の問題解決のキープレイヤーにすると考えています。
現在、同社は世界30カ国以上の国々で、人工衛星の展開、基礎研究、教育研究など、最も切実なニーズに低コストで高品質なソリューションを提供しています。Nanoracksの将来的な目標は、宇宙空間でロケットの上部ステージを再利用し、これらの構造物を太陽系全体で、人間とロボットの両方で管理された商業的な居住地に変換することに焦点を当てています。
世界初の商業宇宙持株会社であるXO Marketsは、Nanoracks LLC、Nanoracks UAE、完全子会社のDreamUp、Nanoracks Space Outpost Europe(Nanoracks-Europe)で構成されています。

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